日高建築工房

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家ができるまで⑪ そろそろ仕上げ

2020.02.27

【山本9の家】

今月の初めに気密検査も終わり、内外とも仕上げ工事に向けてコツコツと現場が進んでおります

外壁仕上げは100%自然素材の”そとん壁”

この材料、自邸の山陽園の家でも使っており、良く使います

またの期会に、どんなものか書きますね

そのそとん壁、下塗りと仕上げの上塗りの2層に分けて、左官さんに塗ってもらうのですが、今は下塗りまで。

下塗りをしてもう結構、期間が開いてます

わざとです

というのも、”そとん壁”はすごく良い材料なのですが、1点注意しないといけないのは

”寒さ”

左官さんが塗った後、2~3日でしっかり固まるのですが、その間に少しでも凍ると、

”灰汁(アク)

が出てきてしまうのです

『広島・廿日市ではそんなに寒くならないから、気にしないでいいんじゃない』

と思うかもしれませんが、けっこう部分的に凍ったりします

吹きっさらしの、北風の当たる家の角とか

なので、この時期は工期が許す限り、ギリギリまで待ちます

その間に、軒裏の塗装をしたり

サッシ回りに止水のコーキングを施したり

庇の板金の”はしっこ”を少しだけ折り曲げたり

『何で?』って思われるかもしれませんが、これが結構、将来、効いてきます

ちょっとだけでも”はしっこ”を跳ね上げておくと、外壁に雨だれ汚れが付きにくくなるのです

たったこれだけの工夫・ひと手間だけで(^^♪

 

内部は大工さんがコツコツ進めてくれています

石膏ボードを貼ったり

  

造作建具の枠を付けたり

そんな中、先週は階段を掛けていました

いつもながら『またか!』と言われそうですが、今回も階段の納まりを始めてやる、新しいおさめ方に

細い、細かなところに周り階段が刺さってくるので、最初は大工さんも頭を悩ましていましたが、きれいにおさめてくれました

”コロナウィルスの影響で、キッチンの部品やトイレが入ってこないなどの、問題も無きにしも非ずですで、

しかも、地域型グリーン化事業の補助金を受ける物件なので3月末の完工に間に合うのか?間に合わなかったら補助金はどうなるのか?

少し不安ではありますが、とりあえず私の範疇の中でできる事をコツコツと進めるしかない

まあ、”なんとかなる精神”で進めていきます