日高建築工房

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3.11 何か変わったのでしょうか?

2020.03.11

2020年3月11日

今年で9年

何か変わったのでしょうか?

どんどん原発再稼働は容認されてはいますが・・・

オリンピック開催で、原発事故がかき消されているように感じるのですが・・・

コロナウィルス問題で、あの原発事故はかき消されているように感じますが・・・

 

何か変わったのでしょうか?

 

去年(2019年)のブログです

 

今日は2019年3月11日

東北大震災から8年

つい先日、

「福島原発2号機の、メルトダウンしたデブリを触ることが出来た」というニュースを見た

昨年に秋ごろ、

「汚染水をためているタンクの置き場が2年程度でいっぱいになるので海に放流する」というニュースを耳にした

「除染作業で出た汚染土壌を公共事業などに利用する計画」という計画も耳にした

そんなニュースを耳にするたびに、私はひとつのフレーズを思い出す

『「The situation is under control」(状況はコントロール下にある)』

2013年の秋、東京オリンピック誘致の時の安倍首相のスピーチ

『私が安全を保証します。状況はコントロールされています』

最終プレゼンテーションでの言葉だった

 

私は専門家でもなんでもない

遠く離れた広島で、小さな小さな工務店を営んでいるただの建築屋です

何も知らないからこそかもしれませんが、私は原発が”怖い”です

8年たって、初めて

「溶け落ちた核燃料”デブリ”が触れた!」とニュースになる

「これから何年かかけて取り出す方法を探っていく」

強制的に故郷を追われた人がまだ数万人

除染で集めた土や水でさえ行き場を失っているのに、取り出したデブリはどこに?

32年前に起きたチェルノブイリ原発事故の現状からみても・・・

 

私は原発が”怖い”です

 

私は家を造る仕事をしています

家族の生命と財産を守る家を造っています

家族が幸せに暮らしていけるような家を造りたいと考えています

そして  もうひとつ

原発にも石油にも頼らなくていい、エネルギーを極力使わなくても快適に暮らせる。

そんな家を造っています

怖がりの私にできる事は、その程度

少なくとも私の原発に対する不安不信も変わってない

一生懸命、経済産業省・資源エネルギー庁のHPでどれだけ安全と書いてあっても・・・

『原発なんか動かさなくても、電気余ってない?』って世の中になるように、

いつになるか分からなくても、私は自分のできる【家造り】で頑張るしかないのかなぁ~