日高建築工房

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土地は無くても家造りのお手伝い

2020.09.11

広島・廿日市地区は、とりあえず台風が”悪さ”することなく、無事に過ぎ去ってくれてホッとしているのですが・・・

まだ10号が通り過ぎただけ

だいたい30個近く毎年台風が発生しているので、まだまだ油断はできませんね

そんな中、ずっと真夏のような暑さが続いていたのが、台風9号10号が過ぎ去って、一気に朝晩涼しくなり、雨も降るようになってきました

その影響を”もろ”に受けてるのが、広島市”こころ”に建築予定の

”広島パッシブハウス”

元々は昨日10日に上棟予定だったのが、

土台敷も1日、雨で延期

広島パッシブハウス

1日上棟日を伸ばして今日11日上棟予定が、雨でまた延期・・・

天気には勝てないので仕方ないのですが、

いつになったら広島初のパッシブハウス、上棟できるのでしょうか(^_^;)

 

今日は、上棟延期ですっぽり予定が開いたので、午前中は、お客さんが購入予定の敷地を、昨日見てきたので、その情報の整理

現地で太陽の高度や隣地の環境、近所の家の劣化具合や、道路の劣化具合などもろもろ、目で見て、肌で感じ取れるものを見てきました

それを踏まえて、今日はデスクワーク

ネットで見れば、今どき土地のいろいろな情報が、たくさん取り出せてしまいます

用途地域・下水供給エリア・防災情報(ハザードマップ)・昔どういう地形だったかの古地図

それに加えて、私は地盤調査会社さんにお願いして近隣の調査データを探してもらいます

今回は2件隣くらいの近くのデータが有ったので、ラッキー!

早速、地下水位や、地盤地耐力、地盤沈下量、最大傾斜量などを概算計算します

 注文住宅の設計第一歩

地盤調査は土地を買わないとさせてもらえないことがほとんど

でも、

浸水エリアとか、土砂災害危険エリアとか、杭工事・地盤補強が必要とか

あとで判ったら、当初立てた資金計画が大きく変わってしまいます

広島・廿日市地区は、まったく何も自然災害の心配いらない、地盤補強もいらないといった土地はほとんどなく、在ったとしても、めっちゃ高い!

よっぽどリスキーなところは避けますし、それなりの場所だったら、対応策はちゃんと有るので、問題なく家は建てられるのですが、問題は予算!

なので、可能な限り、事前に

『この土地だったら、このリスクが有るので、リスク対策費として、これくらい予算に余裕を見ておきましょう』と計画段階で、予測を立てます

あとから、予算が厳しくても省くことのできない

【リスク対策・防災対策】

大切な家族と、豊かで楽しく生活を送るために建てるはずの”マイホーム”

予想外の出費で、近々の生活が窮屈になったり、なんかギスギスしたりしたら、何のために注文住宅を建てるのか判らない

でも土地の災害リスクは家族の大切な財産と生命にかかわる大きなリスク

出来る限り、事前に調査・予測できるものはしておかないと!

不動産屋さんだからこそわかる情報と、工務店・建築士として住宅・建築のプロだからこそわかる情報をしっかり融合させて、お客さんと一緒に土地探しから進めていきます

今回の土地もそれなりに、ちゃんとした情報を集めることが出来ました

週末、打ち合わせの時にしっかりご報告させてもらおうと思います

工務店として、ステキな家造りのお手伝いは、土地が決まってなくても出来ることが有ります