豊かで、快適で、仲良く、幸せに暮らしてもらえるような家
2020.09.27
なんだか過ごしやすい季節になりましたね
私の住む廿日市では【窓を開けて気持ちよく生活できる貴重な季節】
大切に楽しみたいですね
そんな気候の良くなる前・猛暑の時期から、なぜだか?はっきりした要因は良く解りませんが、ステキなご縁にも恵まれ、
また、ホームページ経由の問い合わせも多く、
加えて、広島地区では初めてとなる、高気密高断熱の最高峰【こころパッシブハウス】も現場が動き出し、土日・祝日と全く予定が無い日が見当たらない(汗)
『私の休みはいつなんだろう???』
『サイクリングに行ったら気持ちいいだろうなぁ~』
『ウエットスーツ着ればまだ海で泳げるよなぁ~』
とかとか。
気持ちよさそうな秋晴れの空を恨めしそうに眺めている今日この頃(^_^;)
【こころパッシブハウス】は今こんな感じ
明日、金物検査(中間検査)を受ける状態
現在は気密工事・壁の付加断熱工事の真っ最中
めったに見ることのできない【パッシブハウス】の断熱・気密施工途中の現場を見たい人とかいるのかしら???
何か企画しようかなぁ~
そして、広島・廿日市は最高の行楽日和となっている今日、
また新たなプロジェクトをスタートさせてもらえる運びとなりました
広島地区初のパッシブハウス認定申請物件【こころパッシブハウス】に続いて
今度は廿日市地区初となるパッシブハウス認定申請物件【廿日市パッシブハウス】の工事をご契約いただく運びとなりました
これから実施設計に入っていくので、完成は来年度になりますが、たて続けに広島・廿日市に高気密高断熱の最高峰
【パッシブハウス】
を手掛けさせてもらうことになりそうで、楽しみです
実施設計がこれからだと言っても、一応概略構造計算ソフトを使って【耐震等級3】がしっかり確保できることも確認してます
最近の台風の大型化のことも有り、風速80メートルというのも検討してみました
構造計算する時に使う[最大風速]は10分間の平均風速の最大値
ただ、よく台風ニュースで聞く風速は[瞬間最大風速]は瞬間風速の最大値
一般的に、瞬間風速は平均風速の1.5から2倍近い値になります。
暴風警報が発表され、「25メートルの暴風の恐れがある」といった場合、瞬間風速では50メートル近い風が吹く可能性があるということ
ちなみに廿日市の瀬戸内地区は風速34メートルを入力して構造安全性を確認していくのですが、さすがに平均風速80メートルは正直も計算上[ムリ!]と出ました(^_^;)
かなり家の強度を上げて(当然耐震等級3を大きく超える強度にして)も全然”およびでない”状態
構造計算で風速80メートルと言うと、瞬間風速100メートル以上ということになってしまうのでちょっと今はまだ現実的でないというか、過剰設計になるかと(汗)
それでも、過去に広島で拭いたことのある1991年の通称リンゴ台風の時の最大風速36m/sを、余力をもって耐え得るところまでは確保しております
もちろん温熱計算も当然【パッシブハウス】を狙うためにはある程度精度の高い計算をして、断熱材の構成等を確認しておかないといけないので、ちゃんとしています
2種類の温熱計算ソフトを使って、誤差やミスが無いかも含めてチェック!
うれしげに、パッシブハウス、パッシブハウスと言っていますが、【パッシブハウス】が家造りの本来の目的ではありません
当然そこで暮らすご家族が、
”豊かで、快適で、仲良く、幸せに暮らしてもらう”これこそが家づくり本来の目的
その本来の目的をしっかり目標に置きつつ、
我々建築屋は、地球環境影響を与えるエネルギーを使う”家”を造る仕事
未来の子供達に、ステキで持続可能な環境を少しでもいい状態で残していくために、極力エネルギーを使わず地球環境に負担を掛けず生活していく必要が有り、それにアプローツチすることのできる責任ある仕事
全てをパッシブハウスに出来ないまでも、我々は仕事をする上ではいつもテーマとして考えていないといけないと思ってます
その”裏テーマ”をしっかり持ちつつ、生活されるご家族が、光熱費なんかも気兼ねすることなく、豊かで、快適で、仲良く、幸せに暮らしてもらえるような家
なにやら来年も忙しくなりそうですが、大切なものを忘れずに、家造りをしていきたいです