日高建築工房

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【思っているより倍】快適でした! 恐るべし、パッシブハウス 

2022.03.14

先月末は今日と違ってとても寒い中、3世代が仲良く・快適に暮らす高性能2世帯住宅の上棟と

住宅地でもピアノが思い切り弾ける防音室を備えた高気密高断熱住宅《音楽と共に暮らす家》の完成見学会の開催と、お引き渡しと、それなりにバタバタとさせていただきました

今月に入ると、私事ですが、子供たちがそれぞれ学校を卒業

家族の門出 家族の門出

この春からは、それぞれ新しい環境に学び舎が変わることになりますが、ありがたいことに・嬉しいことに、もう少しの間、家族《ひとつ屋根の下》で暮らす時間を頂けました

日常、暮らしていると、当たり前で何も感じないですが、《家族が一緒にひとつ屋根の下で暮らす》ことが、

永遠ではない、実は貴重な時間

ありがたく、貴重な時間を楽しませていただきます

 

お引き渡しは済ませた超快適な《音楽と共に暮らす家》

お引越しまで少し時間があるというので、取材や同業他社さん達の見学もさせてもらいました

同業者ということで、現場の図面をジロジロ穴が開くほど見たり、他人の図面を勝手にパシャパシャ写真を撮ったり

同じようなエリアで、造っているものは各社さん違えど『いい家を造る』ことをコンセプトに集まり、勉強会を開き、切磋琢磨している方々

たまにお客さんがかぶって取り合ったりすることも有りますが、お客様にとって、良い家で暮らしてもらうために、

日高建築工房の家造りの方法やコツは隠さず皆さんには見ていただき、聞かれたことは隠さずお伝えすることにしています「少し複雑な気分になる時はありますが(汗)」

そして先週末には、申請指摘修正も終わっていて、おそらくもうじきパッシブハウス認定が下りる予定?の廿日市パッシブハウスの取材をさせてもらいました

パッシブハウス撮影

昨年の6月ごろに引き渡しをさせてたので、広島・廿日市の厳しい梅雨・夏・そしてとても寒かった今年の冬を暮らしてもらってからの感想を聞かせてもらえる絶好のチャンス

パッシブハウス撮影

撮影・取材してもらっている間、どれだけ《パッシブハウスが快適か!》

お客さん自身が自分ですべて説明してくれて、私はただ見てるだけ(汗)

暇なので、写真を取りながらうろちょろしていました

パッシブハウス撮影

きれいに住んでいただき設計者として、施工者として嬉しい限りです

3月に入ってからエアコンは切ってるということですが、さすが高気密高断熱の最高峰”パッシブハウス”

パッシブハウス撮影

外気17.4℃、湿度64%

室内24.1℃、湿度60%

温度も湿度も空調なしで、外より快適な状態!

温度は予想通りなんですが、湿度が加湿器もかけていないのに、予想以上に安定していて驚きました

正直それなりに高断熱にして、空調をガンガンかければ、室温はコントロールしやすいのですが、湿度は難しい

特に新築一年目は、湿度が安定せずコントロールするのは難しいのです

でもお施主さんが楽しみながら

『どうやったらより快適になるか?』

いろいろ生活の仕方を工夫されているようで、頼もしい限りです

暑い夏も、寒い冬もとても快適に暮らしてもらえているようで、予想以上に【パッシブハウスの凄さ】を感じてきました

私自身、この”廿日市パッシブハウス”がパッシブハウス申請物件として2件目のトライだったのですが、ここまで快適に暮らしてもらえるなら、もっと他の皆さんにお勧めしてもいいかな???

今までは【望まれれば、造れますよ!】スタイルだったのですが、もっとこの快適空間で暮らしてもらう家族を増やしてもいいかも!

私も6年ほど前に新築したばかりで、今でも【高気密高断熱の家】と胸を張って言えるほどのスペックの高気密高断熱の家には住んでますが、

それでも【パッシブハウス】を体感してしまうと、『建替えてパッシブハウスに住みたい』と思ってしまいました(汗)

住宅ローンがまだあと二十数年残っているので、”宝くじ”に頼るかなぁ~

【パッシブハウス】マジですごいですよ!

『思ってる倍!』ぐらいです(笑)