リフォームする工務店に求める条件
2019.06.18
広島で良いお家を考えの皆様
広島市・廿日市市の宮島線沿線では、特に!
よくみれば、空き家は結構あるのに、
なかなか空いている土地がなく・・・
お手頃な値段の土地もなく・・・
ということで、古い家を購入して、
【新築同然のスケルトンリフォームを】
と考える方もいると思います
造り手のプロ”工務店”の立場から意見を言わせてもらうと・・・
”とてもいい考え”だと思います
まだ使える家の骨組みを使いつつ、
自分好みの”間取り”に
そして、建築当時にはなかった”耐震性”や”断熱性”をプラス
内装や設備機器を一新して”新築同然”に
何より、総工事費用が、新築を建てるよりも割安になることがほとんど
ちょっと俯瞰(ふかん)してみれば、空き家の有る街より、色々な世代の家族が生活する空き家のない街の方が、活気が有り、住みやすい街になります
スケルトンリフォーム
・屋根を新しいものに変えて漏水対策
・間取りを変えるために柱を抜いたり足したり
・キレイなお風呂やキッチンを入れるために給排水の配管をやり直し
ただ、プロの立場からみて、ひとこと言わせてもらうと、
スケルトンリフォームは新築を建てるよりずっと”難しい”です
表面のクロスをやり替えたり、
トイレやキッチンなどの器具を変えるだけのリフォームならば、
あまり考えなくてもだれでもできます
”建築士”でなくてもです!
ただスケルトンリフォームとなると、
『地震力や屋根の重さがどうやって流れているか?』とか
『木の痛み具合はどうか?』とか
『数ある補強方法の中でどれが最適か?』とか
『断熱材は何がベストか?』とか
『結露対策はどうするか?』とか・・・・
そんな難しい状況判断を、その場その場で、瞬時に判断していかなくてはいけません
その辺の”建築士”でもかなり難易度の高い仕事になります
そして、当然、柱や梁の補強や差し替えは、プレカット工場ではできないので、現地で大工さんが、柱一本一本”手刻み”していくことになります
いろいろ、新築のように、思い通りにはいかない
いろいろ、多方面からの経験や知識が必要
そういった意味でも、難しい仕事となるので、
こういった仕事を依頼する工務店の条件
『手刻みのできる大工さんが居ること』
『構造計算が自分(自社)で出来ること』
『温熱計算(断熱性の計算)が出来ること』
『結露計算が出来ること』
『スケルトンリフォームを行ったことのある監督さんが現場を見てくれること』
これくらいは、依頼する工務店に求めましょう!
何度も言いますが、スケルトンリフォームは新築よりも難しいです
なので、新築を建てるよりも、お客さんが工務店に求めることも、
”多く・難しく”なってくるのは当然なのです
リフォームと言えども、構造も、断熱性も、住宅設備も変えてしまうようなスケルトンリフォームは新築に近いような高額な工事となることが多いです
なのでステキなパートナーを見つけて、ステキなリフォームを完成できるといいですね