日高建築工房

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住宅基礎のコンクリートの打込作業についてちょっとだけ

2025.04.09

今週末、無事上棟を迎える現場、少し前に住宅基礎のコンクリート打設を実施しました

そのことについて少しまとめてみました

 

幸運にも、めっちゃいい天気の中、住宅建築における最も重要な工程のひとつである

【住宅基礎のコンクリート打設】を無事に完了しています

堅牢な基礎が、将来の住まいの安心・安全を支える大切な文字通り〝住宅の基礎〟となります

もちろん弊社こだわりの、外周立ち上がりとスラブの〝一体打ち〟

構造的により強くなるのはもちろんのこと、弊社は基礎の外側や底面をぐるっと断熱材で囲う、基礎外断熱工法を採用ているので、シロアリのリスクを1ミリでも減らすべく、施工が大変なことは百も承知で一体打ちを選択しております

基礎工事での大まかな工事の流れとこだわりポイントとしましては

1,型枠・鉄筋の設置・確認

まず、設計図に基づき、精密な寸法で型枠を組み立て、水平・垂直のチェック。

鉄筋の配置も厳格に行い、耐久性と安全性を確保。

自分の目でも当然チェックしますが、第三者の検査委員の目も入れて、ダブルチェック

配筋はいわばコンクリートの”骨”みたいなもの

現場での確認作業を怠らず、品質管理に細心の注意を払っています

2,コンクリート打設作業

前準備が全て整った後、現場に運ばれたコンクリートを、いよいよ丁寧に流し込みます

もちろん流し込む前にはコンクリートの配合もちゃんとチェックして

違う現場の生コン車が着てたらいけないし

打設時は、より”密”なコンクリートになるようにバイブレーターを活用し気泡を除去

それから均一な仕上がりと、将来のひび割れ防止するため、まずは

”タンピング”

これをすることで鉄筋の裏まで隙間なくコンクリートが詰まっていきます

それからすかさず、

”1回目の金ゴテ押さえ”

これは表面をきれいにするだけでなくコンクリートをこてで押さえて余分な水分を抜きながら圧密させていく大切な作業

タイピングだけでは不十分

ここで一旦、待ち時間

その後表面にコンクリート中の余分な水が浮いてきて、その水が蒸発し始めた頃に、タイミングを見計らって、もう一度コンクリートの上に〝かんじき〟を履いて

”2回目の金ごて押さえ”

早過ぎたら、かんじき履いてても足が沈んでしまうし、遅すぎたら、乾きすぎて金ゴテ押さえ出来ない

季節や天気に左右されながらも”絶妙なタイミング”で

この作業をすることで、当然表面はより綺麗にならされるし、表面に緻密な層が形成され、また表面の水分が均一に分散されることによって表面のひび割れを防ぎ、圧密下より良いコンクリートが形成されます

大きなビルなどの鉄筋コンクリート造の建設現場なのでは、当たり前の作業

渇きの悪い冬や、面積の大きなビルなどでは、夜通し徹夜でコンクリート押さえが行われることも有ります

そんな〝てまひま〟の異常にかかる作業で、住宅業界では他の工務店やハウスメーカーでほとんどされていない

〝コンクリート一体打ち〟

〝スラブの金ごて押さえ〟

ですが、仕上がりの美しさだけでなく、耐久性の向上にも大きく影響して、将来の安心に繋がることなので、日高建築工房ではしっかり行なっています

 

今後は今週末の上棟に向けて着実に工程を進めてまいります。

安心・安全で長持ちする住まいをお届けするため、引き続き品質第一で施工を行っていく所存です。