日高建築工房

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そとん壁 ご指摘いただきました

2020.01.11

現在建築中の【山本9の家】

昨日、お施主様とコンセントやスイッチの位置など細かく現地で打ち合わせをして、来週より電気工事にも入っていけます

この現場、外壁は[そとん壁]

そもそも聞きなれない[そとん壁]とは??

小学生の時、社会の授業で習ったことがあり聞き覚えのあるシラス台地

九州の南、鹿児島から宮崎にかけて最大150メートルにも積み重なている広大な大地がシラス台地だそうです

シラスは、マグマの超高温で焼成された高純度無機質セラミック物質

マグマが岩石となる前に粉末となったサラサラした粒上の物質

化学樹脂をいっさい使わずに、100%自然界に存在する安全な無機質の天然セラミック素材だけを用いているから、紫外線や風雨による退色・劣化がおきにくく、

よく見るサイディングや、吹付塗装のように[10年に一度]足場をかけてシーリングを打ち直したり、塗装し直したりする、後から必要となる家のメンテナンスにかかる費用を大きく軽減できます

最終的に、将来の解体時には土に還せる、安全な壁材

おまけに、多孔質のシラス粒子内部に空気を取り込み、断熱層を形成するため、外気の温度を建物内部に伝えにくく、冷暖房の効率を大幅にアップ。遮音性にも優れています

そんな”良いこと尽くめ”のような外壁材

自邸の山陽園の家にも使っているのですが・・・

よく見ると表面は”ゴツゴツ・ボソボソ”

 

今回の【山本9の家】は濃いグレーでかっこよくなるはずだったのですが、1点奥様から質問が!

『ベランダの手すりに布団干したら、布団に外壁のボソボソは付きませんか?』

えっ!

そういえば、自邸はベランダが無い!

思わず答えちゃいました

『絶対付きます。ボソボソが(^_^;)』

ということで、少し考えてみました

ベランダ部分だけ、材質を変える提案

気に入っていただければ幸いです

こんなこと気付かないなんて、まだまだですね

2020年もしっかり精進します