”超”高性能サッシ取付の注意点
2020.10.17
先日パッシブハウス認定申請物件の現場で、サッシ(窓)を取り付けました
年中快適な高性能な家には、超高性能なサッシ(窓)が”マスト・不可欠”です
正直、【樹脂サッシのダブルLOW-eのペアガラス】では役不足
最低でも【トリプルガラスの樹脂サッシ】が、一年中、快適で光熱費のかからない家にしたいなら必要になってきます
そのトリプルガラスのサッシにしても、いろいろなランクのモノが・・・
上の写真、左がドイツ製の樹脂サッシ
右が日本製の樹脂サッシ
どっちも良いものです
ただ、こうやって並べて見比べてしまうと・・・
これより格段に性能の落ちる、アルミを使ってるようなペアガラスはもう、ちょっと選択肢にも上がらないかな(^_^;)
性能をしっかり確認しながら、適材適所でコストのバランスも見ながら選択していけばいいとは思います
日高建築工房でも、使い分けています
現在進行中のパッシブハウス認定申請物件でも適材適所で使い分けています
これより高性能な、木製トリプルガラスのサッシも使っちゃいます(^^♪
国産の流通品のサッシと、ドイツ製の超高性能サッシとは性能以外にも大きく違ってくるのが、窓の取り付け方
国産のサッシはどのメーカーの物も同じように窓の外側に”取付アングル”がついてます
ここを家の骨組みに取り付けて、防水テープ貼れば、水は侵入しにくい
一方、外国製の超高性能なサッシは、その”取付アングル”は付いてない
なので、外部からの雨水の回り込みはかなり注意しないと、せっかく超高性能で高額な窓を取り付けても、雨漏りさせてしまって、骨組みの木を腐らせてしまっては、なんの意味もない
なので、今日はその超高性能に窓の取り付け方の”コツ”をちょっと
何はともあれ、窓を取り付ける前の下準備が大切・重要!
防水テープをまず貼って・・・
水切りシートを貼って・・・
透湿防水塗料で、針の孔くらいの小さな隙間もしっかりふさいで・・・
これで準備完了
ここまで準備して、初めて”くっそ重たい”窓搬入(^_^;)
力を合わせて一生懸命落とさないように運びましょうヽ(^o^)丿
窓側にも防水パッキンを貼って・・・
取付金物を付けて・・・
ハイ!完成!!
どの見学会に行っても、こういう施工中の細かな防水対策とかは見れないですので、ちょっとだけ公開しておきます
もし、一年中、快適で光熱費のかからない家が欲しくて、国産のサッシでは性能が足りないと
気づいちゃった方!
最低でもこれくらいの対策は、ハウスメーカーさんや工務店さんにお願いして下さい
木が腐っちゃたら、どれだけ高価なサッシや断熱材を使っても、決して永く快適には暮らせませんから(^^♪