日高建築工房

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2024年5月 お勉強と、親孝行と、パッシブハウスをほんの少し”おすそ分け”

2024.05.23

5月に入って、また1棟、パッシブハウス認定申請予定の物件を上棟することができました

1月の終わりに初めてプレゼンしてから3か月ちょっとで上棟までたどり着きました

私自身びっくりするほど順調に話が進み、最速でのスタートです

 

これから晩秋のお引き渡しに向けて、一緒に家造りを楽しんでもらえるように、そして暖かい冬を過ごしてもらえるように、職人さん達と協力しながら現場を進めていきたいと思います

 

上棟して落ち着いたわけではないのですが、上棟の翌日、福岡の”快建築舎”さんのところに『勉強させてください』と無理くり押しかけさせていただきました

無理やり押しかけたにもかかわらず、いきなりお昼をごちそうになってしまいました

福岡特有の”コシ0”の肉々うどん

私は18歳までこの”コシ”の無いうどんで育ったので、これが大好き

最高に美味しいお昼でした

それから2物件、代表直々に案内してもらいいろいろな話を聞かせてもらいました

コンパクトながらわくわくするようなお家

家族の笑い声か聞こえてきそうなお家

私より一回り近く若い代表ですが、建築への思い、お施主さんへの思い

とても勉強になりました

『またお互い行き来しながら勉強させてください』と約束させていただきました

 

翌日はせっかく実家のある福岡に行ったので母を車に乗せて太宰府天満宮へ

18で家を出てもう33年

当たり前ですが母も齢を重ねて、

”10分ほど歩くと膝が痛むので少し休憩”

そんな感じです

私の頭の中ではいつも元気な母なのですが、3人兄弟、末っ子の私が今年でもう51歳になるのですから、当然ですよね

帰りに”梅が枝餅”買って、姉に美味しいと聞いたお寿司を食べました

『美味しい・美味しい』といつもよりたくさんの量を食べてくれて、なんだかわずかばかりの”親孝行”ができてるようで嬉しかったです

車で帰ればたった3~4時間

ちょこちょこ時間を見つけて帰らないと!って思いました

 

先週はお引き渡し直前の(仮)坂西Hパッシブハウス申請物件を同業他社さんに観てもらう見学会を開きました

一軒家だというのに、30名以上の方に足を運んでいただき、弊社の仕事を見ていただきました

弊社で4棟目のパッシブハウス認定申請物件

まだまだ広島にはパッシブハウスを設計・施工する工務店はいませんが、待ったなしの環境問題

商圏マル被り。同じお客さんを追っている工務店さんも見学に来てくれている会社さんの中にはいます

でもそんな細かなことは置いておいて、エネルギーを極力使わないで、最高に快適なパッシブハウスを見てもらい、体感してもらって一人でも多くの方がよりエネルギーを使わない住宅を建ててもらえるように、参加した方には詳細図と施工中の断熱気密の”キモ”となる部分の施工写真をお渡しさせていただきました

   

我々家造りを行っている建築屋はしっかり利益を上げて事業を継続することも当然大切ですが、それよりももっと大切なことが有ると思ってます

・お客さんに寄り添い、ご家族の関係をより豊かにする家を造るという責任感。

・大きなものを世の中に残してしまうからこそ、自分のできる限り環境負荷を減らすという使命感。

見学に参加された方々もそんな思いで家造りを進めてもらいたいと、企業秘密?というほどではないですが、パッシブハウスを皆さんより先に造っている者として、ヒントしてもらえるのは”断熱気密の部分”かと思い、今まで先輩方から教えてもらい、試行錯誤しながら造り上げてきた家づくり・断熱気密施工のヒントをお伝えさせていただきました

何かのヒントになればうれしいです

工務店同士、年齢・実績・造っている者の方向性等々そんな事はわきに置いて、お互いが高め合い、切磋琢磨する姿こそが健全な関係だと思っています

まだ1週間ほどありますが、またこんな機会が持てたらいいなぁ~って思うことが沢山あった5月でした