日高建築工房

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小学校を卒業??? お陰様で7期目を迎えることができました

2024.03.04

2024年3月4日

気付けば何もしないまま3月3日のひな祭りも終わってしまっていました

ウチの”お姫様”たちも、もう大きくなってひな祭りがどうのこうのする齢でもなくなってきたので、これといって何も行事はしてません

平々凡々、リビングでテレビが付いていて、各々、犬と遊んでたり、ソファーでゴロゴロ携帯いじっていたり、うたた寝したりと、なんとなく家族がリビングに集まってダラダラ時が流れる日曜日の夜を過ごしていました

今朝、家を出る時に玄関先に植えてあるプラムの木に花が咲いているのを見つけました

桜のようなかわいいピンクの花

ここ1週間くらい、寒い日が続いてますが確実に春が近づいてきていますね

3月になったので、日高建築工房も少し早めの”新学期”を迎えることになりました

6期目が終わり7期目に入ります

ちょうど、やっと小学校を卒業して、小学生から中学生になれたくらいですね

まだまだ”おこちゃま”です(笑)

お仕事の方は、色々なステキな方とご縁を頂き、1年で3棟の新築を建てさせていただきました

たった3棟ですが、私独りですべてを行うにはこれが限界(汗)

それでも方々にご迷惑をかけながらになってしまっているので、これからも数を追い求めるのではなく、より携わってくれる方たち(お客さんも職人さんも皆)がより心地よく過ごし、仕事が出来るように注力していきたいと思ってます

今季7期目のお仕事もおかげさまで3棟中1棟は着工中、2棟目も今月には着工、残りひと枠を数組、設計申込をして頂いている方々のプラン・契約の進み具合で工事させてもらうという流れになっていてありがたい限りです

今季・7期目はもしかしたら3棟中3棟すべて”パッシブハウス認定”を取得していく物件になっていくかもしれません

少なくとも2棟はすでに”パッシブハウス認定取得”としてご契約を頂いているので、次契約する物件がどうなるか???

今のところ”パッシブハウス認定取得”の予定でどれも計画を進めているのでおそらくは・・・

日高建築工房として別に”パッシブハウス”をマストにしているわけではないのですが、なんとなく?そっちの流れになってきています

SNS上ではいろいろな意見が飛び交っていて企業や学者さん達も巻き込みながら

『G2~G2.5グレードぐらいがちょうどいい』とか

『Ua値は0.4程度がコスパが良い』とかいろんな話が出ます

”コスパ”に関して

コストの面で考えれば、ペラペラの一番安い断熱材を少し入れて、あとは安い既製品の外壁や内装貼り付けて、安い金額で対応してくれる職人さん達に作業してもらえば一番安く家は建ちます

パフォーマンスの面で考えると、それって人それぞれ。十人十色です

何を求めるか?

何に重きを置くか?

何年スパンで考えるか?

メンテナンスコストを考慮するのか?

物価上昇による光熱費の変動をどう考えるのか?

建物の高性能化に伴う身体的な影響をどう考慮するのか?

そもそも家に求めるパフォーマンスや快適性とはみんな違います

なので、【この性能がベスト!それ以外はコスパが悪い!!】という論調になっていくのは若干違和感が有ります

自分の思う正解が正義で、それ以外はダメ!みたいな感じでほかの人と差別化してマウントを取っていく風潮

私も含めてなのですが、ほとんどの人は【今現在、自分のできる最高水準が正解】なんだと思います

逆に言うと『それ以上のものは今はまだ自分ではできません』と言っているようなもの

それを正当化するために、それを超える性能や、品質や、やり方はすべて『コスパが悪い』と

そこまで他人の脚を引っ張り下ろすようなことしなくても、自分が信じる”正解”をお伝えすれば判ってくれる人には伝わると思うんですけど・・・

現在、日高建築工房でご提供できる断熱性の最高水準は”パッシブハウス”

だからその良さをお伝えして、予算と相談しながら、手は届きそうであればその仕様にしていく

ただそれだけです

違う性能・違う品質で造っているところも、それはそれで自分の思う正解が有ってそれが【住む人の財産と生命を守れる】のであれば別にそれが企業の個性なので良いんじゃないかなぁ~

でも少しずつ?急速に?世の中は変わってきていて、今までは若い子育て世代の方々が、人生の長いスパンでいわゆる”コスパ”のことも考えたうえで、”パッシブハウス”という選択肢にたどり着いて弊社に足を運んでくださって、3棟ほどカタチにさせて頂いたのですが、今期7期目に造る3棟のパッシブハウスは1棟が今まで通り子育て世代のお客さん

もう2棟は両方とも定年間近”終の棲家”としてゆっくり快適に、そして次の世代にしっかりした建物を残すといった理由でお声がけをしてもらってます

恥ずかしながら、私、パッシブハウスを造ることができるような息子なのですが、福岡に住む実家の実母も、近くに住む義父も、両方寒い家に住ませてます

多少断熱改修等は少しだけ行っていますが、現状私が造れる”パッシブハウスとは程遠い”暑い・寒い”家

実の親にあたたかい家を造ってあげられない、暮らさせてあげられないジレンマをずっと抱えていて、その罪滅ぼしではないですが、私より先輩で、一生懸命子育てやお仕事をしてきて、やっとゆっくりしようという上の世代の方々に、私のできる最高水準の暮らしを体感してもらえるチャンスを与えてもらえるようになってきてます

本当に嬉しいし、ありがたいことだと思ってます

日高建築工房は7期目・中学生になったばかりくらいの会社です

【自分のできる最高水準】を超える基準・水準を『そんなのコスパが悪い』と見て見ないふりをするのではなく、しっかり学んで、取り入れられるものは取り入れながら、少しずつでも最高水準を更新し続けていく”成長の一年”にしていきたいと思います