毎現場恒例、気密検査は1対9の法則
2024.06.27
梅雨ですねぇ~⤵
雨ですねぇ~⤵⤵
『警報出る?金曜日、学校休みになるかなぁ~♪』
ってワクワクいしているのは、うちの子くらいですかね(笑)
そんな雨の合間、今日は現場で気密検査を行いました
最近は高気密高断熱というのが、注文住宅だったら当たり前?
少なくとも”うたい文句”としてはだいたい皆さん掲げているので、それほど珍しくなくなった
【気密検査】
今回の【(仮)宮内Hパッシブハウス】も断熱工事と、電気工事が済んだので気密性能を測りました
最初は測りやすい1階の掃き出し窓で測ってもらいました
測定結果は気密性能を表す時に使うC値は0.1㎠/㎡だったんですが、ちょっと数字の出方に違和感が・・・
手間を取らせて申し訳ないのですが、測定位置を変えてもらい、改めて再計測してもらいました
この辺りはなんとなくというか、若いころは気密測定の資格を取って自分で気密検査をずっとしてきた二十数年の”カン”というか、何というか
今回の物件は、弊社が5棟目となるパッシブハウス認定申請物件なので、通常の減圧法に加えて、加圧法でも測定
減圧法と加圧法、簡単に説明すると、
減圧法は室内の空気を扇風機見たいなもので、ジャンジャン外に出して50Paの圧力を下げた時に、どれだけ隙間から空気がしみ込んでくるか?
加圧法はその逆
外から空気を室内にジャンジャン送り込んで50Pa圧力を高めた時に、どれだけ隙間から空気がしみ出ていくか?
減圧法の結果がこれ
加圧法の結果がこれ
両方同じような数字
加圧と減圧、そんなに変わらないのはいつもなんですが、そもそもこの結果、自分で言うのもなんですが、スゴイ数字・結果なんです!
そうはいっても、別に私がすごいわけでも何でもないんです
私が思うに、気密性能の手柄は
【設計1割・職人9割】
設計はどうやったら空気漏れないかなぁ~って”妄想”するだけ
あとは大工さんをはじめ職人さんがどれだけ断熱・気密工事を理解し、丁寧に施工するか
色々やればそれなりに数字はよくなってきますが、私はだいぶん気密の作業工程は減らしてきています
先張りシートなんかしたことないし、外壁の室内側の気密シートもナシ
よくSNSとかで見かける気密処理を見ながら、よくこんなめんどくさいことを、いろいろやってるなぁ~って見ながら
『これだけちゃんとやっておけば良いんじゃない?』
というのだけ残して、それを完璧に仕上げてくれるから、今回のような数字がコンスタントに出てくるんです
ここに入ってくれている大工さん、凄いんです!
最近0.1より悪い数字を出したことないんです!!
これだけ完璧な気密性能を出してくれてるので、換気・空調計画はほぼ思い通りになります
日高建築工房の造るお家は『本物の高気密高断熱なんだ』と胸を張って大声で言えるのは、この大工さんが居てくれるから
ありがたい限りです
安心してパッシブハウス認定申請書類が造れます
まだひとつ前の物件の認定申請書類が仕上がってないですが・・・(汗)