パッシブハウスのお引渡しと4歳の誕生日
2021.03.01
ついに3月ですね
温かくなってきます
寒いのが嫌いな私にとっては願ったり叶ったりです
さて、ついに昨日2月28日に広島市で新築のお引渡しを行わさせていただきました
超高性能なパッシブハウスを!!
手帳を見返すと・・・
このお客様との出会いは、
2020年1月14日の朝9時ごろにかけてきてくれた1本の電話
もう1年以上も前になります
『土地はめどが立ち、大手ハウスメーカーさんと話を進めているのですが、パッシブハウスクラスの高気密高断熱を望むと、イレギュラーの仕様になるため、かなりの追加料金が必要だし、そもそもパッシブハウスに対応できなかったり、大手ハウスメーカーの営業さんはパッシブハウス自体を知らなかったり・・・』とか何とかいうことで、相談のお電話でした
そこから、決まっていた土地をいったん白紙に戻し、土地探しから再スタートしたり、一緒に住む家族構成が、二転三転したり・・・(汗)
ちょうど偶然にも私自身、時間的に動きやすく、いろんな土地を見たり、プランを考えたりしました
[今はおかげさまで忙しくしているので、あの時のような対応は物理的にできないので、本当にタイミングも含めてすべてが〈バチッ〉っとはまった感じでした]
そうやって広島で初めてとなるパッシブハウス認定申請する建物を正式にスタートさせていただいたのが、半年後の6月
そこから、この2月まで、もちろん私自身もパッシブハウスの設計も施工も初めてだったので、手探りのところもありつつ、お客さんと楽しく家造りを進めさせていただきました
1月末にほぼ完成していたのですが、お客様のご厚意で、完成した後、1か月ぐらい見学会用にお借りさせていただき、同業者さんや、お話をさせていただいているお客さん、また新規のお客さんなど、多くの方に広島地区で初めてとなるこの【パッシブハウス】を、見て、何より実際に体感してもらい、
【太陽からの恵みで家全体が柔らかなぬくもりに包まれる】
そんな感覚を味わってもらえたかと思います
実際、【パッシブハウスを建てる】となると、立地などの条件が大きく影響してくるので、本当にパッシブハウス認定を取得しに行くのであれば、〈やり易い〉とか、〈結構大変〉とかはありますが、基本的にエネルギー(光熱費)をなるべく使わず、家中どこに行っても快適で、気持ちのいい空間を手に入れようと思えば、【パッシブハウス】の設計手法に基づいた家造りをしていくことになります
本日、お引渡しをさせていただき、今までマンション暮らしだったご家族が、これから、生活環境がガラッと変わることになりますが、寒い時期も、それから暑い時期も、おそらくとても快適に暮らしていただけるのではないかと思います
パッシブハウスという高気密高断熱の最高峰であるがため、
『暑いので、少し日差しを遮ってみようかな?』とか
『少し寒いので、設定温度を1度上げたらどうなるかな?』とか
夏も冬も、ご家族にマッチした段違いの快適さを探し出すこともできると思います
私としても、なかなかトライすらできない【パッシブハウス】に設計士として、また施工業者として、一貫してすべてに携わらせていただいたご縁に本当に感謝です
そしてちょうど本日をもって、4期目(会社を興して丸3年が経過し4年目)に入ることが出来ました
本当になんだかんだ皆さんからいただいたご縁がつながり、お陰様で何とか会社を興してから3年連続で、利益を出させていただき、わずかばかりですが、税金も納めさせていただくことが出来そうです
『住宅業界、着工数がどんどん減っていくのに今更工務店なんてやって大丈夫?』と仲間に心配されながら、何とか自分の造りたい、造るべきだと考えている
【温かくて家族が笑顔になれる家】
これを愚直に造ってきました
会社を興した時と何も変わらない、素直な気持ちで、今年4期目も一歩ずつ、前に進んでいけたらと思います
日々、ステキなご縁に感謝です