めんどくさいかもしれませんが、結果が同じでも、譲れないものがたくさん有るんです
2022.09.05
台風!
来ちゃだめです!!
良いことないので(汗)
でも一応、工事中の現場の足場はシートをたたんで、あとは、足場をトラックで荷物を運ぶときに使うロープで縛っておきます
面倒ですが『やっておけばよかったぁ~』『なんでやっておかなかったんだろう』って後から思ってもどうしようもないので
そう思う自分が嫌いだから、そう思わなくて済むように動くんです
台風がたくさん来ると、この作業を何回もやらないといけないから”台風は大キライ”なんです
そんな大嫌いな台風が来る前、今日はあさイチから先日解体が終了した建て替えプロジェクトの地盤調査の行い立ち合いをさせていただきました
調査ロッドの入り方を見る限り、事前の下調べ通り?とても弱い地盤のようです
広島は基本、山と海に挟まれて、川がたくさん流れている街
山合は土砂災害のリスクのあり、
海沿い、川のほとりは砂地で地盤が弱い
この土地もまさにそんな感じです
家造りのご相談をいただいて土地を見た時からそのようなリスクは予見できたので、予算は当初より組み込みながらお話を進めていましたが・・・
調査データが上がってくる前に、見えてきちゃいました
やはり地盤補強が必要なようです
それはそれとして、勝手ながら、再調査を依頼させてもらい、午後から再度、地盤調査をしてもらうことにしました
弱い地盤で、たぶん何度測っても結果は同じだと思います
(まだあさイチに計測していただいたデータを見てはいませんが)
良いデータを求めて再調査を依頼したわけではありません
通常は5ポイント計測してもらうのですが、今回、建物の形状上、2ポイント増やして7ポイント計測してもらうようにお願いしています
ただ、2ポイント目まで計測している調査の方の行動を見ていて、いくつか気になることが有り、会話をさせて頂いたのですが、『やはりちょっとムリだな』という判断をさせて頂き、『2回分の費用を払うので、再調査の段取りをしてください』と電話をかけさせていただきました
決定的だったのはこれ
この状況を指摘してもまだ改善しようとしなかったから
地盤調査って地面の中の強さを測る作業
目に見えないからこそ注意深く・まじめに・繊細に調査していかないといけない作業だと思うのです
細かな技術的なことは置いといて・・・。
日高建築工房はローコストのハウスメーカーでも、建売をやってる工務店でもなく、しっかりとお代をいただき
【なにもあきらめない】
という思いで良い家を造らせていただく工務店です
目に見える材料や、感じられる断熱性や、いざという時のための構造
もちろんすべてにこだわって家造りをさせて頂いており、譲れない家造りの中には直接、”家”になるものばかりでなく、調査や検査もしかりです
もちろん私も含めて”全て完璧・パーフェクト!”ではありません
お客さんに『これくらいなら』と許してもらうこともたくさんあります
ただ、日高建築工房が送り出す家は
”よりいい仕事をしよう!”
という”思い”の集合体であって欲しいのです
『別に結果は同じなんだから、良いんじゃない?』という思いの方は一緒に仕事ができないというか、したくない
だから今回は、結果が変わらないのは”火を見るより明らか”だったのですが、改めてちゃんとした思いで調査したデータで地盤補強の検討をしたかったのです
わがままを言わせてもらったのですが、私の考えをちゃんと汲んでいただき、昼イチには改めて調査に来てくれました
台風が来そうで、明日の段取りもずれそうな中、急に段取りを変えていただき申し訳なかったですが、弊社のような小さな会社の無茶な要望に文句ひとつ言わず対応していただき感謝です
私は大切な・一生に一度の大切なお家を任せられているので、妥協はしたくないんです
その思いは会社を興して5年目も半分過ぎましたが、変わらず持ち続けられています
これからも忘れずに”ひとつひとつ”