日高建築工房

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嬉しい夏の便りーお庭の役割って

2024.08.31

私の住む広島・廿日市は、びびって数日現場の台風養生に翻弄されましたが、今日はすっきり晴れていい天気が戻ってきて、また暑くなりそうです

そういえば先日、夏前にお引き渡しをさせて頂いた客様より、一枚の写真がラインで送られてきました

楽しそうにお庭で大きなプールを出して楽しんでいる写真です

プールにはしっかり太陽の光が当たって、暑くなったら日陰の濡れ縁で休む

バッチリ計算通り(笑)

建物を境界に平行に配置するのではなく、斜めに建てることによって生まれる三角のスペース

そこをお庭として楽しく使ってもらおうという計画

斜め配置にすることによって生まれるスペースにはそれぞれ、駐車スペースだったり、スタットレスや庭いじりの道具だったりのストックスペースなどそれぞれ役割が有ります

まだ遊び盛りのご家族が居るので、スペースを自由に使って遊んでもらいたく、植栽はあえて端っこに植えました

日本庭園の教えからいえば基本、庭木は、主木(しゅぼく)、副主木(ふくしゅぼく)、添え木(そえぎ)という高さの違う三種の木を、不等辺三角形に配置して植えることが基本とされていて、これに下木として根締めや前付けを植えることで、庭を眺めた時の奥行や落ち着きが感じられ、見栄えのよいお庭になるという、いわば常識的なことが有ります

確かにそうやってしっかり造りこんでいけば写真映えもするし、建築屋さんのアピールにもなりますが、それってケースバイケース

この一見無駄で建築的にはブサイクな空間で

写真のようにプールで遊んだり、

濡れ縁に座ってスイカの種を飛ばして遊んだり、

バーベキューしたり、

お月見したり、

餅つきしたり・・・

楽しみが無限に広がります

家族仲良く楽しんで暮らしてもらえる家

しっかりつながりを持って暮らせる家

高気密高断熱のステージでは、日本の基準に収まらず、世界基準のパッシブハウスをバンバン建てている日高建築工房ですが、この基本を大切に家造りを進めていきたい

そんな素敵なお客様からの夏のお便りでした