当たり前に
2018.06.25
午後から近々ご契約させていただく物件のプランの構造をチェックしました。
ホームページにも書いている通り、全物件、耐震性能は最高の『耐震等級3』を基本にしています
その基本を守りつつ、効率的な施工性・経済性など考慮して、使う材料や配置を考えています
プランの段階でここまで考えておくと、実施設計に入った時にすんなり『耐震等級3』が取得できます
後から構造計算をすると、「壁が必要なので、窓が小さくなります」とか、せっかくの大空間に「どうしても柱が必要です」とか
そもそも、2階建ての木造住宅は、ここまで計算しなくても、『仕様規定』といって簡易計算と、いくつかの仕様基準をクリアすれぼ、家が建てられます
わたしも以前はこのような構造計算は行っておらず、『仕様規定』で建てた家もあります
ただ、今年の正月に独りで熊本の益城町を歩いてみて、2年近くの月日が経ち、被害にあった家は取り壊され、再建されている最中のお宅を見てると、「地震の後も住み続けられる家」が必要だと心から思いました
私自身3年前に自宅を建設し、『家を建てる』ということがどれだけ大変なことか、身に染みて体験しました。再建するなんて正直考えられません。
『大切な命と財産を守る』
こんな当たり前のことが、実はまだ、当たり前になっていないこの住宅業界
少なくともわたしは、当たり前に『命と財産を守る家』を造っていきます