実施設計 準備の一コマ
2018.07.12
豪雨が終わると、連日暑い日が続いておりますが皆様、体調など崩されていないでしょうか?
今日は実施設計の準備作業の一コマ
弊社では、”この断熱材を使う”という、基本仕様を決めていません
ある程度は使う材料は決めてますが、『コスト・性能・施工性・工期・立地条件・生活スタイル・・・』と、いろんな条件を勘案して物件ごとに構成を見直しています
断熱材の種類も含めて、壁の構成を考えるときに行っている作業の一つ
『結露計算』
どうしてこんな連日、暑い時期に結露の話をするのか?
結露って寒い冬の窓に発生するものなのでは?
と思う方も多いかもしれません
確かに目に見える窓に水滴がつくような結露は”冬”の現象ですが、夏でも起きるんです”結露”
今日のように、外が暑くて湿度が高い、部屋の中はエアコンが効いているというような時に、温度差が生じて起きます
簡単に言うとこんな感じ コップの中が家の中・コップが家の内壁
タチの悪いことに、壁の中・目に見えないところで結露が起き、うまく処理しないと断熱材が濡れたような状態になり、カビやダニの温床に
ホームページでうたっている真に快適な空間を造り出すとは程遠い住環境になってしまうのです
結露計算は役所に届ける必須項目にはなっていないのでどれだけの会社が行っているかは定かではありませんが、快適な空間で住み続けるためには必須項目だと考えています
壁・屋根それぞれ夏・冬
合わせて4パターン。基本設計の準備作業として行っています
永く快適で健康的に暮らしてもらうための準備作業です