日高建築工房

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夏でも通風で眠れる?

2018.08.19

この2か月の自宅(廿日市)の気温計データ

1枚目のデータが外気温

こうやって見ると改めてびっくり

ずっと最低気温が25℃を下回らない

2枚目のデータが湿度

気温が36~27℃にもなるような暑いときは相対湿度は低く出るのですが、昼夜問わず、ずっと絶対湿度20g程度のジメジメした空気

こんな外の空気ではいくら窓を開けて風を通してもなかなか快適にはなりません

湿気を帯びた空気では、汗が蒸発しないので、体温調整ができない

だから家の中で熱中症になるような事態になってしまうのです

3枚目のデータが自邸リビングの室温

ロフトにつけた4.0kW(14畳用)のエアコン1台で家中 同じような環境で快適に生活しています

自邸は高気密・高断熱で造っておりますが、どんな家でもこのような環境で生活することは可能です。

だ だ し

今どきの、それこそ[ZEH基準]くらいの断熱性能・気密性能で家中全部をこの環境に保とうとすると、おそらくびっくりするような電気代が請求されることになると思います

健康を守り、家計を守るためにも【高気密・高断熱】は[ZEH基準]や[省エネ基準]みたいな中途半端なレベルではいけない

なので日高建築工房の新築では

Ua値は0.3以下

C値も0.3以下

これを最低基準としています

 

とはいってもここ2・3日は朝晩気温が下がり快適

こういう時は積極的に窓を開けます

暑い空気は上に溜まります

だから基本は

【低い位置から空気を取り込み、高い位置から排気する】

家造りの時にちゃんと計画をしていれば、風が吹いてなくても、室内の温度差だけで換気ができ、涼しい空気が室内に取り込まれ、快適に眠ることができます

こんな家造りのコツをいっぱい書き込んだ本を仲間と共同で出版しています

自然の力を利用するときは、いろんな工夫や知恵を絞り最大限に利用する

エネルギーを利用するときは、建物の性能を上げて、ちょっとのエネルギーしか使わない

そうすることで 快適で、健康的で、家計にも優しい生活が送れます

結果的には環境に負担をなるべくかけない、次の世代に少しでもツケを回さない、そんな生活が出来ると考えています