日高建築工房

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さみしがり屋の墨出し

2018.11.06

ひとりさみしく...

先日安佐南区の現場で基礎着工前のやり方(墨出し)を行ってきました

完了した写真は、真っ暗になって写真には写らなかったので途中の写真

このやり方という作業、けっこう重要

建物の配置

建物の地面の高さ

基礎のの直角 などなど

このやり方で記した墨を基準に基礎を造っていくので、このが間違っていると、間違って基礎が出来上がってしまいます

『そんな、間違う事なんてあるの?』って思う方がいるかもしれませんが、油断すると本当に間違えるのです

私も若いころ、この墨出しの基準を間違えたことがあります

掘削をして、捨てコンを打ち、鉄筋を組んで、型枠まで組み終わり、コンクリートを打つ前に鉄筋の最終チェックをしていたら、建物の位置が30センチずれてることに気付いちゃったのです

顔面蒼白とはまさにこういう時のことを言うのです

型枠屋さんと、鉄筋屋さんに頭を下げて手伝ってもらい、泣きながら丸1日で位置を直した怖い・苦い記憶があります(^_^;)

そんな経験もあり、墨出しには慎重になります

2人で行えば、確認しあいながら、そして作業的にも、板の片方を持ってもらって釘を打ったり、高さも片方が機械を見て、片方が印をつけてと共同で作業すると早いのですが、なにせひとり

まぁ、確認しながら、考えながらゆっくりできるのでいいのです

何より、今は便利なレーザー墨だし機が有るので、高さも、直角も、機械と二人で仲良く仕事をしてきました

でも、どんどん周りが暗くなってくると、ちょっと寂しくなっちゃいました(^_^;)