電気代値上げ! 前編
2019.02.22
朝、ニュースを見ていると、2019年も各社 電力量料金の値上げとありました
口座引き落としの方が多いかと思います
基本的には、電力会社のサイトにログインして確認しないと、毎月いくら?電気代が掛かっているか分からないシステムなので、ちゃんとした電気代を知らない人も多いはず
ましては電気代だけ抽出して毎月・毎年の統計を取っている人はもっと少ないでしょうから、どれくらい電気代が上がっているのか知らない人のほうが多いと思います
なんとなくニュースを見ていると『一般家庭の平均電気代の値上げ幅は50円程度』と言ってます
ホントでしょうか???
疑問に思い、ちょっと確認してみました
そもそも、私たちが電力会社に払っている[電気代]
電気代=基本料金+電力量料金+燃料費調整額+再エネ賦課金
この4つの要素で構成されています
・基本料金とは:契約しているアンペア数によって、毎月固定費としてかかる、金額・最低料金のこと
・電力量料金とは:電気の使用量に応じて発生する料金
たぶん皆さんが普通にイメージする[電気代]と言えば、この部分だと思います
この項目がよくニュースで流れる『電気代値上げ』と言っているところ
・燃料費調整額とは:火力発電の燃料となる石炭・原油・LNGの価格の変動を電気代に反映するための項目
各電力会社で定めている基準の燃料価格と過去3か月分の燃料価格の平均の差異を2か月後の電気料金に反映する仕組みとなっています
例えば、9月~12月の燃料価格が3月に反映され、10月~1月の燃料価格が4月に反映されるという具合です
中国電力 | 2017年 | 2018年 | 差額 |
3月 | -1.69円 | -0.48円 | +1.21円 |
4月 | -1.23円 | -0.34円 | +0.89円 |
ちょこちょこ変わるので、これこそ注意して見ていないと変化が分かりませんが、昨年と比べると燃料費調整単価が1円前後値上がりしていることが分かります
・再生可能エネルギー発電促進賦課金とは:太陽光などの再生可能エネルギーによる発電を促進するために太陽光パネルを付けてる人も、付けてない人も”全員”電気使用量に応じて負担する金額です
このお金は、再生可能エネルギーで作られた電気を、電力会社が買い取る際の費用の一部に充てられているのです
再エネ賦課金は、単価☓電気使用量という計算で電気料金として徴収されています
この制度、2012年度に導入されましたが、電気の買い取り価格を高く設定してしまったことから、太陽光発電で発電した電気の売電が想定よりも増え、それに伴い、再エネ賦課金も 毎年すごい勢いで値上がりしています
2012年度 | 2013年度 | 2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 |
0.22円/kWh | 0.35円/kWh | 0.75円/kWh | 1.58円/kWh | 2.25円/kWh | 2.64円/kWh | 2.90円/kWh |
いつの間にか上がっている電気代
長くなったので、明日、自邸の【山陽園の家】の電気代をサンプルに、どれくらい値上がりしているのか?確認していきたいと思います