屋根 板金の話
2019.02.25
あっという間に・・・
気付けば2月も今週で終わってしまいますね・・・(^_^;)
出来ればもう少しゆっくり”時”が流れてくれればいいのですが・・・
グチはそれくらいにして、今日は屋根板金の話
先日、【LCCMの家】で屋根工事を始めました
まずは”唐草”という、端部の下処理板金みたいなものを取り付けてそれから本体の屋根材を取り付けていきます
テッペンには”棟換気”といって、屋根と壁の中の”通気層から流れてくる空気を抜く場所を付けてあげます
通気の仕組みはまた書くとして、今回は
”屋根の材料”
昔は”瓦”が多かったのですが、私自身、最近は良く”ガルバリュウム鋼板”を使います
ガルバリュウム鋼板は見た目でも何となくわかるとは思いますが、瓦よりも”軽い”という事
どれくらい軽いかというと
瓦:48kg/㎡
ガルバ:13kg/㎡
約1/4の重量
一般的な20坪くらいの屋根面積だと
瓦:3,150kg
ガルバ:860kg
2t以上建物にかかる重量が変わってきます
ちなみに、ちゃんと構造計算すれば、その建物を強くしてあげればいいだけなので、瓦を選んだとしても、何の問題も無いのですが
それから最近は良く太陽光パネルを載せることが多いので、ますます屋根が重くなってしまう
なので、ついついガルバの材料を選択する機会が増えてきました
『鉄板屋根って錆びるでしょ?』と言われる方がたまにいます
まったく錆びないわけではないですが、おそらく昔の【トタン屋根】と勘違いされている方がほとんど
【トタン】とは
昔よく使われていた材料で鉄板に[亜鉛(Zn)めっき]したもの
安価で扱いやすいのですが、錆びやすく、定期的に塗り直さないといけない材料
一方【ガルバリュウム鋼板】とは
アルミニウム (Al) 55%+亜鉛41.4%+珪素 (Si) 1.6%+マグネシウム(Mg) 2%の合金
成分を聞いてもわからないですが、耐候性がしっかりしているという事
メーカーの保証でも”穴あき保証25年・塗膜保証15年”を付けてるほどです
瓦もステキです
板金屋根もしっかり長持ち
両方の材料とも、耐候性等、”そんしょく”なくなってきています
両方の長所・短所をしっかりとらえ、理解したうえで、その家にあった材料を選択していきたいと思っています