良い家⁉
2019.03.09
昨日の【LCCMの家】は、木部のホウ酸防蟻処理
床下から外壁面材まで、いろんなところが、ホウ酸の水溶液でびちゃびちゃに
これまでにも
基礎下の防蟻・防湿シート
基礎の断熱材とそのジョイントの接着用コーキング
その断熱材の上のアリ返しの金属笠木
給排水配管まわりの防蟻コーキング
シロアリが入ってこられないように、いろいろと”対策”を打っているのですが、最後の仕上げ
木部のホウ酸処理
通常の[殺虫剤]のシロアリ処理剤でなくホウ酸
通常の殺虫剤タイプは[揮発性]が有るため、だいたい5年ごとの再処理、再工事が必要
そもそも[揮発性]が有るということは、殺虫剤が蒸発するみたいに、発散するという事
高気密で造る日高建築工房の家では、漏気が無いので、揮発した殺虫剤は家に充満してしまうのです
殺虫剤を新築してから5年間、お客さんに、ずっと吸い続けてほしくないので、揮発性のない[ホウ酸防蟻処理]を選択しています
揮発性が無いということは、半永久的に効果が在り続けるので、5年ごとの再処理も不要
実際、再処理するのにウン万円かかります
あまり律義に再処理されている人を見たことありません
だいたい次に処理する時は、シロアリが出た時
”防蟻”ではなく”駆除”の時
シロアリに襲われてしまった時なのです
昔の家と違って、今の家は、柱や梁が見えておらず、シロアリ侵入の発見も遅れてしまいます
発見できた時にはかなりの被害が進行してしまっていることが多いと思います
見えないところも、永くいい状態を保つ
真剣に選ばなければいけないのは、目に見える、フローリングやクロスの色だけではないのです
目に見えなくなってしまうところに、どれだけ真剣に材料を選択し手間暇をかけるか?
それが永く住み続けることのできる【良い家】だと思うのです