日高建築工房

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リフォームとリノベーションの違い

2019.07.20

『快適な家』『安全な家』『永く住み続けられる家』

そんな家が造れたらいいなっと思って工務店を興してから、なんだかんだでもう1年半

おかげさまで、新築を数棟バタバタと建てさせていただきましたが、リフォームもやってます(^^♪

内装を変えるだけのリフォームや、

構造や断熱性まで向上させる””俗にいう”リノベーション

よく耳にしますがこの2つの言葉の違い解ります?

【リフォーム】は:

簡単に言うと現状復旧

解りやすいのは、賃貸マンションやアパートなど、引っ越した後に壁紙や畳、古くなったトイレやキッチンなどを交換して、元通りにすること

持ち家でも同じ、住み続けて経年劣化したマイナス部分を、新築時つまりゼロの状態に戻す工事をさします

【リノベーション】とは:

現状復旧を通り越してプラスの機能をつけ足してより良いものにしていく工事をさします

耐震性だったり、断熱性だったり、デザイン性であったり、壁を取り払って機能性を向上させたり

 

『だったら【リノベーション】のほうがいいじゃん』

と思うかと思いますが、やはり双方にメリット・デメリットは有ります

 

リノベーションのメリット

基本的には内壁を壊し、柱と梁だけにして造り込んでいくので、間取りの変更と共に

『この柱が痛んでる』とか

『ここに補強金物を入れよう』とか

『給排水の古くなった配管を変えよう』とか

『断熱材もきっちり入れること』ができ、新築に近いレベルで計画し、補強をしていくことが出来ます

リノベーションのデメリット

『工事期間が長い』

トイレや壁紙を変えるだけでないので、どうしても着工してから工事完了するまで長い時間、少なくとも2~3か月はかかります

『費用がかさむ』

解体・構造補強・断熱補強・・・等工事が多岐にわたるためどうしても費用がリフォームより大きくなってきます

『想定外の』

通常では見えない壁の中が見えてくると、思ってもみない柱や土台が痛んでいたり、シロアリの被害が有ったり・・・

計画時には見えてなかった工事が発生することも

『工事が難しい』

特に木造で間取りを変えたり、耐震性を向上させたりするには、しっかりと構造が解って、計算できる人でないと柱を取り払ったり、どのように梁を補強したらいいか?など根拠をもってちゃんと計画することはできません

それと、全部現地で梁の補強などしていかなければいけないので、ちゃんと『刻み』のできる大工さんに入ってもらわないといけません

ちゃんと計算すれば、今ある筋交いも完成時の強度バランスを計算すれば不要になって撤去することも有ります

 

  断熱材も入れれば良いというものではなく、その機能が発揮できるように、壁の中で結露させてカビなど発生させないように

、空気の流れを止めたり、湿気の流入を防いだり

  

そのような、いくつかのハードルを越えればホントに新築に生まれ変わったような

『快適性』『耐震性』『断熱性』『デザイン性』を手にすることが出来ます

 

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リノベーションとなると打ち合わせから着工・完成までかなりの時間とお金を要しますが、今広島でも空き家も増えてきており、『土地買って、家を建てる』『建売物件を買う』という家を所得する選択肢の中に、

『中古物件を買ってがっつりリノベーションする』

という選択肢もあっていいかと思います

『そっか!!!』と思った方、お気軽に連絡してください

買わないほうがいい中古物件や、どれくらいの金額で、どこまでできるのか?など個別であればお話しできることもたくさんありますのぜひ