日高建築工房

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地球環境と家計を一緒に守る

2019.10.12

おととい、『給湯器が壊れた』と娘がずっとお世話になってる近所の方からの電話

朝晩は冷えてきましたが、まだ日中は汗をかくほど、気温も上がるので、お湯が出ないのはなにかと不便

何とか早く対応してあげたい

行けば、交換部品ももう無い二十数年前の古い型

その間に増改築されており、給湯器を取り外しても、表の道路まで運び出せない!

っと、諸々の事情を考えて、給湯器をガスに取り替えることにしました

もともと付いていた電気温水器

ステンレスのタンクにペラペラのグラスウールを巻いただけ

        

大量の電気で夜中に、お湯を沸かす→→→ペラペラの断熱なのですぐ冷える→→→またもや大量の電気でお湯を夕方(18時間くらい)ひたすら追い焚きする

電気式の温水器でも現在のエコキュート(エアコンの室外機みたいなものがタンクと別になっているもの)であればだいたい1.5kw

今日取り外したのが5.4kw

3倍以上の電気を使ってます

古い電気温水器は正直エネルギー使いたい放題・ダダ漏れ状態

そういわれても、あまり”ピン”とこないですよね

なのでこの大量消費・ダダ漏れ電気をお金に換算してみます

今回の温水器

460リットルタイプ

湧きあがり温度90度

水道水の温度平均16度

電気代(深夜電力10円/1kwh)

さあ、条件は以上。

今から算数です。

まずは460リットルの水を16度から90度にするのに

460×1000×(90-16)≒34,000,000(cal)=34(Mcal)

[深夜電力1kwh≒10円)、1cal=4.2J(ジュール)、1W(ワット)=J/秒、もろもろ単位の変換・計算すると・・・→ⓍKwh=3.6MJ]

34Mcal=34☓4.2MJ=142.8MJ

3.6MJ=142.8MJ

よってⓍ≒39Kwh

難しい算数は置いといて・・・

毎回空っぽのタンクを沸かすわけではないのですが、保温のことのなど考えると

なんだかんだ、1日お湯を沸かすのに約400円くらいの電気を使っているという事

新しい今の機種だと1/4程度で済むので、差額だいたい1日300円

 

ひと月で9,000円、一年で10万円、5年で50万円、10年で・・・

 

『うちの給湯器は長持ちしてくれている』と喜んでいる場合ではありません

 

光熱費・家計の観点からも、地球温暖化防止の観点からも、古い電気温水器は〝良いことナシ〟なのです

今回のように狭くなっちゃってても、バラバラにすれば撤去できます!

ちょっと大変ですがσ^_^;

古いものを大切に使うことは決して悪いことではないのですが、やはり”時と場合”によります

電気やガス、灯油やガソリンなど、エネルギーを使うものは、いわば”燃費”が格段に向上しております

地球環境もそうですが、家計守るためにも古い家電、見直してもいいかと思います