日高建築工房

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換気について

2018.06.26

高性能な住宅には必須となってくる換気システム

断熱性能をしっかり発揮させるためには、気密性能がセットで必要になってきます

気密が高くなると、隙間風がなくなるわけですので、計画的に換気をしてあげないといけません

日本での二酸化炭素濃度の基準値はビル管理法や学校環境衛生基準によって、居室内は1,000ppm以下、幼稚園、保育園、学校は1,500ppm以下と定められています(一番長く居るはずの住宅に関しては明確な基準がないのですが・・・)

二酸化炭素濃度が上がってくると、一般的には、思考力・集中力の低下による仕事・学力の効率低下、眠気の誘発、倦怠感等が起きてくるといわれています

特に、赤ちゃんや子供は、細胞の働きが活発で、細胞の成長に多くのエネルギーが必要な為、酸素消費量が大人に比べ多く、たくさんの酸素を必要(つまり換気が必要)なのです

とはいっても、これはあくまで目安で、数人の人が締め切った部屋に集まって楽しくおしゃべりしていると普通に1,000ppmは超えているのでそんなにナーバスになる必要はありません

ただ、暖房・冷房している時期は当然窓を閉めていると思いますし、花粉や黄砂の飛散する時期も、なかなか窓を開けられないこともありますので、高性能住宅になればなるほど、ちゃんとした換気は必要になってきます

これが今回採用した換気システム 

いろんなものがありますが、性能・施工性・経済性等、いろんな角度から勘案して、よく使うシステムです

今回は取付を、職人さんに、お願いしてます

今までは、というか会社員の時は、現場監督をしながら、現場に立ち寄ったついでに自分でちょこちょこと取り付けていました

なんとなく、人に注意点や原理原則を説明して、指導して取り付けてもらうのがめんどうで、『これくらい自分でつけちゃえ』って手を出していたのですが、さすがに今『それをしてはいけない。ちゃんとできる人を、ちゃんと増やさなくては。』と思い、出すのは口だけにして、手は出さないようにしてます。

まだ本体だけですが、きれいに付けてくれてますので、このままいくと、わたしの出番はなさそうです