日高建築工房

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雨漏りと向き合う

2018.10.03

先週と今週で、たて続けに3件、雨漏りの調査依頼が入りました

3件とも、すべて築40年以上の古い鉄筋コンクリート造の建物

1件は、ぱっと見で原因が分かったのであとは処理するだけ

もう1件は、はっきりは判らない。『たぶんここだろう』というところを明日、はしごを使って外から調査、処理をします

雨が降り始めそうなので、止まると良いな

そしてもう1件は、まだ 今だに原因が判らない。現在見えてるところは、水の出口だけ。入口はおそらく上階。でも集合住宅なので、上階には別の人が住んでおり、すぐには調査ができない。来週にアポイントが取れたので、引き続き調査

   

【水は上から下に移動する】

当たり前と思われるでしょうが、建物の雨漏りの場合、必ずしも、そうとも限らないのです

下地や配管を伝って水平に移動したり、ひび割れなど、隙間の狭いところは【毛細管現象(モウサイカンゲンショウ)】と言って 水が下から上に吸い上げられ垂直に移動することもあります

簡単に雨漏りが止まらないことも実は多いのです

それでも3件とも昔から何かあればいつも私に声を掛けてくださる方々

何とか原因を突き止めて雨漏りを止めてあげたい

新築の住宅を造るより、実はずっと難しいミッションですが、何とか粘り強く雨漏りと向き合ってみます