2018.10.18

先日 シロアリ対策として防蟻処理を施工していただきました

私は高気密・高断熱を造り始めてからは、シロアリ対策としての木材に施す防蟻処理は【ホウ酸処理】を選択しています

一般的に木造住宅に施されている防蟻処理は【合成殺虫剤】を使っています

「おばあちゃんの和タンス」によく入っていた防虫剤もその一種

気付いたら中身がなくなっていましたよね

つまり【揮発】するのです

床下や木部に散布した【合成殺虫剤】

高気密・高断熱だと入居してすぐは、かなりの濃度の【合成殺虫剤】を吸い込んでしまうことになると思います

最近子育て世代のお客様が多く、

子供はハイハイしたり、背丈が小さかったり

床下に、より鼻や口が近い子供たちの方が、大人より【合成殺虫剤】吸い込んでしまう可能性が高い

未来ある子供たちにこそ、より快適により健康的に暮らしてほしいのに．．．

なので、私は【揮発】しないホウ酸を選択しているのです

ホウ酸は天然鉱物のホウ酸塩の一種で、海水や温泉そして目薬なんかにも入ってます

天然鉱物のホウ酸は、透明無臭で空気中に揮発もしません

なので、効果は水（雨）分で流れ出ない限りずっと効果を発揮し続けますので、大切なおうちを守り続けます

５年ごとにお金もかかるし、何より壁の中の柱や土台に薬剤散布は【ちゃんと】はできない

そんな・こんな　な理由で、私はシロアリ対策の最終処理は【ホウ酸処理】をしています

ただ、このホウ酸処理だけで完璧だとは考えていません

・基礎コンクリート下のシートから始まり

・シートを止めるジョイントテープ

・ホウ酸を練りこんだ断熱材

・その上に金属製のアリ返し

・防蟻コーキングに防蟻発泡ウレタン

・最後の最後に木部のホウ酸処理

何重にも対策をとることで、安全で快適な住環境を提供できると考えています