日高建築工房

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新しい断熱材?

2020.01.22

本日、朝から営業の方にご足労いただいて、色々質問させていただきました

”超”高断熱の家を造っている私にとって、

”樹脂トリプルガラスサッシ”と同様に、

”付加断熱”もマスト・必須条件としています

付加断熱ナシだと、どうしてもUa値0.3より良い家にするのは難しい

つまり”本当に暖かい家・涼しい家”にするのが、なかなか条件が厳しくなってきます

なので、そんなこんなで、

【樹脂のトリプルガラスサッシと内(充填断熱)と外(付加断熱)のダブルで断熱】

これが”超”高性能住宅の基本仕様

他にも【耐震等級3】であったり【気密性能C値0.3以下】であったり【省令準耐火仕様】であったり、基本仕様がいろいろあるのですが、全ては”超”高性能住宅を造り上げるための必要条件

どれも、安全で快適に暮らしてもらうためには外せないのです

なので、色々アンテナも張りながら、日々進化していく住宅建材にも興味を持ち続けています

そんな中、最近?良く建築の専門誌などに広告を出している【サーマックス】という断熱材に少し興味を持ち、色々質問したいことも有り、わざわざ弊社にご足労いただきました

【サーマックス】という断熱材

[ポリイソシアヌレートフォーム]という種類の断熱材です???

皆さん聞いたことあります???

私は今まで四十数年、人生で出会ったことの無い言葉でした(^_^;)

簡単に言うと硬質ウレタンの仲間なのですが、

特殊触媒と過剰量のイソシアネートの三量化反応から一部イソシアヌレート環状構造にすることで、通常のウレタン結合に比べて、耐炎性や耐熱性を高めているそうです

ウレタンフォームとイソシアヌレートフォームの燃焼性の差は明らかで、以下がその試験比較データ

イソシアヌレートフォームは燃えにくく、ウレタンフォームに比べて発熱量、発熱速度は小さくなっています

発熱量、発熱速度

・・・カタカナと漢字が多くて

つまり、硬質ウレタンなんだけど、燃えにくいってこと\(^o^)/!

難しいことはさておき・・・私は以前から『ものにはすべて長所と短所』と考えてます

なので、材料選びもちゃんと長所と短所を確認して、短所をなるべくリカバリーできるような材料の使い方をする

だから断熱も、内(充填断熱)と外(付加断熱)のダブルにしているのです

その外(付加断熱)に使う材料に求める条件の一つとして、【難燃性・燃えにくさ】を私は必要としています

それは、私が家造りを手伝わさせてもらう場所が、隣の家の外壁が2メートルも離れてない住宅地が多いから

自分の家が火事を起こさなくても、万が一お隣さんが火事になった場合、「炎が通気層をとおして、断熱材が燃えて自分の家が火事になってしまう」なんてことが起きないように、外部に使う断熱材は【燃えにくさ】が必要だと考えています

なので、メーカーの話だけでなく、私個人的にも断熱材をバーナーで燃やしてみて、どれくらい燃えるかを確認したりします

自分で燃やしてみると、『燃えない』と宣伝している断熱材が燃えちゃったりすることも有り、とても重要なことなので、自分で確認するようにしています

話を聞くと、まだまだ広島には需要がなく、どうやって手に入れるかなど、越えなければいけないハードルは有りますが、とりあえず、近いうちに時間を作って、いただいた断熱材のサンプルをバーナーで燃やしてみよう🔥

自信をもって”超”高性能住宅を造っていくために

ちなみに・・・

お土産でいただいたネズミのスポンジがかわいい(^^♪