日高建築工房

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せっかく行ったのに、雨だし!

2020.02.12

廿日市も今日は

よく考えると、いつ以来だろう?

今月初めてのハズ

1月もあまり雨が降ってないような・・・?

そんな中、日の当たり方や、景色の見え方、周辺建物の窓の位置や劣化状況、電柱の傾き・・・などなど、あれこれ現地に足を運ばないと分からない、感じられない事を確認しに、現地調査に行ってきました

私がお仕事させてもらっている広島・廿日市はなかなか”平穏無事”な土地が非常に少ないのです

基本的には以下の3つのエリアのどこかに属してしまうと言っても過言ではないくらい

海沿い”高潮浸水エリア”

川沿い”河川氾濫エリア”

山沿い”土砂災害エリア”

今回、クライアントが検討中の土地も類にもれず、3つ目の山沿いエリア

少し歩くと、2014年、『線状降水帯』という言葉を初めて聞いたの時に起きてしまった土砂災害現場が有り、砂防ダムが現在でも工事中でした

だからと言って、危険の可能性がある場所は全て候補から外していくと、ここ広島・廿日市では正直、家を建てる土地がほとんど有りません

なので私自身も土地・地盤の勉強も続けており、厳しい条件下でもリスクをできるだけ避けて通れる場所を探していきます

今回の場所も”古地図”や”2014年の災害が起きた時の被害状況”なども確認して、また次に起きた時に”土砂”がどう流れるのか?などいろいろ周辺を歩き回り、小高いところにも上ってみて確認してきました

災害リスクばかりでなく、もちろん日常の快適な住環境を保つためのチェックもします

日当たりはバッチリ

造ろうと思えば、バンバン太陽熱を取り入れて【無暖房住宅】も可能⁉

まぁ、この広島・廿日市エリアでそれを造っても、夏がちょっと厳しくなるので造らないですが(^_^;)

風の抜けもすごくいい条件なので、夏も快適に過ごせそう(^^♪

ただ、今回少し気になったのは、この写真↓

 今日は雨でしたが、この冬、ずっと晴れが続いておきながら、このブロックについた”苔”

やはり、そもそも広島・廿日市エリアの夏は”湿度”との戦いなのですが、この土地は、少し気合い入れて”除湿”を考えないと夏が『マジ快適!』と言ってもらうのが難しいかな?

そんな感じで、いろいろ考えながら、妄想しながら・・・

太陽が出てなかったのは少し残念ですが、それでも充分いろんなことが確認できました

なんとなく、イメージもわいてきたので、ちょっとプラン立ててみようかなぁ~(^^♪