日高建築工房

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”玄関”の役割・重要性

2020.06.04

”玄関”

日常生活ではあまり気にならない・気にしていない

”通過するだけの空間”

だだ、実は”玄関”にはいろんな”顔”が有ります

 

●訪問客を迎え入れるスペース

訪問客にとっては玄関ドアを開けて初めて目にする室内

外観で想像していたものとの比較が瞬時に行われます

『思ったより・・・』と

飾り棚や壁面に、一輪挿しの花や小物など、”季節感”のあるものをちょっと飾る

こんな少しの演出で、いっきに余裕とゆとりを感じる豊かなスペースになります

訪問客ばかりでなく、家族にとっても、仕事や学校から疲れて帰ってきて、玄関ドアを開けたら”ふと”目に入る安らぎ

眉間のしわが取れ、笑顔で『ただいま!』と言えるようになります

 

●屋外と室内の境界線・出入口

出入りするということは靴を”履いたり・脱いだり”します

ただそれだけですが、この行為、まさに十人十色

サンダルとブーツでは全然大変さが違いますし、荷物の有る無しでも違う

足腰の弱くなってきた歳を重ねた年配の方にとっては、立ったままだと大変

ちょっと腰掛けるスペースが有り、座って靴を脱ぎ履きすると安心

腰掛けるとなると、立ったり座ったりする時に、手すりが有ると助かりますよね

買い物から帰ったら

『とりあえず重たい荷物を置いて、靴を脱ぎたい。でも食品の入った袋、直接床には、何となく置きたくない』

と思う方も多いのではないでしょうか?

そうなると何かちょっと荷物を置いておく棚のようなものがあれば”嬉しい”ですよね

 

●収納スペース

玄関に収納しておきたい物、当たり前ですが、まずは

・家族全員分の靴

めったにはかないものなどは箱で保管。でも箱まで取っておくと、結構スペース取ってしまいます

他にも

・外で使う掃除道具

・子供のベビーカーやおもちゃ

・お父さんのゴルフバックや釣り道具

・ベットのお出かけ用リード

・コートや防寒着などの上着

・傘などの雨具

などなど玄関まわりに収納できればすごく便利で、家の中が散らからない・汚れないようなものが結構あります

ただこのような生活感あふれる品々、訪問客の目につかないようにしたい

なので、玄関には日ごろの生活を想像し、しっかりとした収納をしつらえるのが大切

 

”広くて開放的・かつ収納もたっぷりの玄関”

 

理想的ですが、そんなに大きな家ばかりでないのが現実

玄関を大きくするために、リビングを小さしたり・キッチンを狭くするってイヤですよね

だからいろいろ工夫するんです

 

玄関入ってすぐに景色の良い窓に目を向けさせて、広く感じるようにしたり、

【山陽園の家】

【手造りの家】

景色が見込めないときは、自然な素材をふんだんに使い、柔らかな雰囲気にしてみたり

【城内の家】

【安佐南区の家】

【LCCMの家】

玄関を壁で仕切らず、玄関ドアを開けても室内が見えないように視界だけ遮り、天井などの空間はつなげて、広く感じるようにしたり・・・

”超高性能な家”にしていれば、『玄関が寒い』ということは”皆無”なので、安心して空間をつなげることが出来ます

【山陽園の家】

”室内の顔”になる玄関だからこそ、日常”通過するだけの空間”と思わず、しっかり造りましょう\(^o^)/