日高建築工房

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広島初のパッシブハウス

2020.06.15

いよいよ今週19日に、広島人にとっては待ちに待った”カープの試合”が始まりワクワクしている人も多いかと思いますが、先週末の土曜日、なかなかのバタバタでした(^_^;)

新規のお客様を自邸(山陽園の家)にお招きし、本物の”超”高性能住宅、高気密・高断熱の家が

『このジメジメとした梅雨時期にどんな感じになっているのか?』を肌で体感していただました

パッシブハウスには遠く及ばない設計ではありますが、イロイロ考え抜いたパッシブ設計

まったく肌に風を感じさせない空調(冷暖房)のあり方や、

家中の温度差が、ほとんど無い家の、身体へのストレスの少なさなど、言葉や文字ではわからない、まさに

【肌で感じる高気密・高断熱】

を感じて、確認していただき、それ以外にも、

家族同士、個々の理想の距離感をどう考えるか?

家を造ったあと、その家でどういった家族でありたいか?

など漠然としたご家族の未来の話や

空間の使い方や見せ方、天井高の違いによる感じ方の違いなど、

多岐にわたり、実際に”超”高性能住宅を体感してもらいながら、いろんな話をさせていただきました

高性能住宅を体感

なんだかんだで2時間半ぐらいでしょうか?じっくり、話をさせていただき、次の段階へ

『おっ!良いねぇ~✨』

って思ってもらえるプランを考えないと!!

 

その打ち合わせが終わり、夕方からは、もうひと仕事

広島・廿日市地区では初めてとなるパッシブハウス認定申請を行う家をご契約いただきました

【パッシブハウスとは】

聞きなれない方もいらっしゃるかとは思いますが、【パッシブハウス】とは簡単に言うと、

❞パッシブハウスとは、環境先進国ドイツで物理学者ファイスト博士が導き出した、家の省エネ基準です。それは「気候変動を止めるため、これからの家の燃費はこれくらいに抑えないといけない」「そのために必要なエネルギー効率設計はこう」というとても厳しいもの。その基準を満たすには、自然の力を使ったり、さらに建物自体の性能を徹底的に高める必要があります。

地球のために、住む人のために、持続可能な家のことです。 以下のポイントを技術で叶え、世界基準の認定をうけた家です。❞(パッシブハウスジャパンHPより抜粋)

このようなコンセプトのもと、目先のことだけでなく、未来の地球環境まで頭に入れて、いろいろな角度で家造りを突き詰めていく家なのです

 

そんなパッシブハウスのご契約をいただくにあたり・・・

いつものように、当日の午前中に、バタバタと契約書類の取りまとめ

午後から前記した新規のお客様が打ち合わせに来られるので、タイムリミットは正午・12時まで(^_^;)

パッシブハウス契約準備 

パッシブハウス契約書類  

何とか間に合い、無事契約させていただきました

核家族が当たり前にこのご時世、3世代が同居する最近では珍しい家族構成

でもある意味、理想形の家族の在り方なのかもしれません

これだけ世代が違うと、当然家に求めるものも、未来の展望も、家族の在り方の理想も、みんな違う

毎回打合せの時はいろいろな意見が出ます

でもそれぞれが、お互いの家族のことを思いつつ、思いを話してくれます

世代の違う意見を聞けるのはすごくありがたい

なかなか普段の生活をしていると、戦争を体験された方と、就職したての方が一緒に、真剣に意見をぶつけ合うことは無く、毎回新たな”発見”や”気付き”をさせていただける素晴らしい機会です

家族それぞれの思いを、きれいにつなぎ合わせてくれるのが、この広島・廿日市初の”パッシブハウス”であってほしい

物理的な室内環境だけでなく、それぞれの家族にとって快適な家

会社のコンセプトにもあげた、【ひとつ屋根の下で暮らすこと】

の大切さ・幸せを感じてもらえるようなパッシブハウスであってほしい

パッシブハウスご契約

[広島・廿日市で一番の”超”高性能住宅、高気密・高断熱を建てていく]と意気込み、精進してきた日高建築工房としても、今までよりワンランクもツーランクも”うえ”の領域

【パッシブハウス】

これから、まだまだクリアしていかにければいけないハードルがいくつかありますが、ひとつひとつクリアしていき、

この3世代がそれぞれ”ステキな人生の拠点”としてもらえるように、

また広島・廿日市地区にも、未来の世代に家だけでなく”ステキな地球環境を残していく”ためにも、【パッシブハウス】の理念が広がっていくように、

丁寧な家造りを進めていきたいと思っています