日高建築工房

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災害に耐えうる 笑顔あふれるご家族のための家

2021.01.23

いよいよ来週末、2棟目となる【廿日市パッシブハウス】の上棟を迎えます

”パッシブハウス”という断熱性能だけでなく

”耐震等級3”

”ZEH(ゼロエネルギー住宅)”

”長期優良住宅”

”省令準耐火仕様”

といろいろな高性能をちゃんと搭載した”本物の高性能住宅”

屋根垂木の一部も事前に大工さんに組んでもらい、準備万端♪

来週末が楽しみです♫

今回の【廿日市パッシブハウス】は前回の【こころパッシブハウス】と屋根のおさまり、が違うので、気密がとりやすいように断熱材を先に仕込んでみました(^^♪

廿日市パッシブハウス 屋根パネル

廿日市パッシブハウス 屋根パネル

この仕込みと上棟時の”秘密のひと手間”で気密もしっかりとれるはず!

基礎ももちろん日高建築工房の標準仕様としての”基礎一体打ち”をしてしっかり準備完了

廿日市パッシブハウス 基礎

最近の雨で少し水が溜まってますが、上棟前にはちゃんと抜き取りますのでご心配なく

基礎一体打ちをしているので、水は一滴も流れ出ないのです(^_^;)

逆に水がたまらないということは、どこかに水の抜け道(出口)があるということでは・・・

水の抜け道=シロアリの入り口???

廿日市パッシブハウス 基礎

怖い話はそのくらいにして、今回の【廿日市パッシブハウス】の基礎いつもとの”違い”がわかりますか?

下の基礎がいつもの基礎

基礎外断熱 保護

気付いた方はかなり鋭い!

そうです!

地面から1メートル近く高さがあるのです

通常が地面から45センチの高さなので、単純に高さが倍!!

なんでわざわざ玄関までの階段を増やして、生活を不便にしてまで基礎を高くしたのか?

理由はこれ!

廿日市ハザードマップ

【廿日市パッシブハウス】が建つこの土地は1m以下の浸水想定エリア

浸水被害

こんなことになっちゃって家が水浸しになってしまったら、どれだけしっかり断熱気密施工しても、ぜんぶ”ぱぁ!”

今の家は昔の家と違って

『畳をめくって床下を乾かす』

なんて簡単には出来ません

わたしも数年前の広島の豪雨災害の時、大変な思いをした多くの家を見てきました

そこから私の家造り・災害リスクに対する考え方が180度変わってしまったように思います

なので、今は相談を受けて、土地を下見に行った時には、もちろん『何時から何時まで太陽がどの方位から角度で差し込むか?』みたいな【パッシブ設計の基本】はしっかり調査するのですが、

パッシブ設計の基本

パッシブ設計の基本

それだけでなく、『この土地にはどのようなリスクが存在するか?』といった災害リスク、生活環境リスクなど、いろいろな角度で土地を見ますし調べていきます

先ほどのハザードマップもそうですが、地形図を見たり、古地図を見て、土地の成り立ちを調べたり、知り合いの地盤調査会社さんに連絡して近隣の調査データがあればそのデータの傾向を教えてもらったり

ちゃんとした事前調査・建築設計でそのリスクを回避することも”可能”なので

永く、快適に、安全に暮らしてもらう

笑顔あふれるご家族のために