日高建築工房

ブログ

豆まきと、立春と、寒中コンクリート

2022.02.04

昨日は節分

今日は立春

「節分」って読んで字のごとく、季節の変わり目

節分って実は

立春の前日

立夏の前日

立秋の前日

立冬の前日

の,年4回も有るって知ってました?!

でも何やら特に冬と春の変わり目の節分は、邪気が入ってきやすいと考えられていたため、鬼を払う行事が生まれたらしいです

最近では”豆まき”と”恵方巻を食べる”っていうのが一般的というか恒例行事ですよね

暖かい家で家族そろって節分

我が家でも類に漏れず、豆まきして、恵方巻きを食べて、あとはポテチとか色々オヤツ買ってきたので、食後に家族みんなで、ちょっとだけオヤツパーティー

 暖かい家で家族そろって節分

豆まきって、調べると、一応ちゃんとしたやり方っていうのが有るみたいなんですが、皆さん知ってました?

【炒った豆を神棚に一晩お供えし、神様の力を豆に宿らせて鬼を退治するパワーを注入するそうです

それを、鬼は真夜中にやってくるとされているので、夜に家長が行う】というのが正式な豆まきのやり方だそうです。

でも、現実はどうですか?

我が家では〝家長〟である私がお面を被って〝鬼〟役

女性陣3人がヘラヘラしながら『鬼は〜外!・鬼は〜外』と連呼して、豆とオヤツをぶつけられます(汗)

 

まあ、年々子供たちも大きくなってきて、家族全員がそろって何かする行事って段々少なくなってくるので、細かな事は気にせず、楽しければ良いですよ

豆まきは一家の幸せを願う行事なので、それで良いんじゃないかなぁー

 

そして今日は立春!

春の始まり

旧暦では一年の始まり

まだまだ寒くて、早く暖かくならないかなぁ~って願うばかりですが、今日は先月末から着工した【二世帯住宅の八本松の家】の基礎のコンクリート打ちの日

もちろんいつものように、外周の立ち上がりと、中のスラブは【一体打ち】

八本松に建つ、二世帯高気密高断熱

コンクリートを打ったあとは、しっかり時間をかけて、”金ゴテおさえ”

丁寧な基礎工事

あまり住宅でコンクリートを金ゴテおさえしているところを見ることはありませんが、ビルなどの一般建築では”当たり前”

それが終わったら、基礎全体に大きなシートをかけて、その中に暖房代わりに投光器を付けて、固まりかけのコンクリートが凍らないように寒さ対策をしております

基礎コンクリートの寒さ対策

構造計算した設計強度より6N(25%)強いコンクリートを打ち込むようにして、

万が一、寒さで強度が出にくかった時のために備えてます

コンクリートも私ほどではないですが、寒さに弱いのです(汗)

 

コンクリート標準示方書には

【24時間の平均気温が4以下になることが予想されるときは、寒中コンクリートとしての施工を行わなければならない】

とされています。

今日の現場の状況と、天気予報を見る限り、その状況に成りかねない

基礎コンクリートの寒さ対策

基礎コンクリートの寒さ対策

ここ広島では、シートをかけておけば、コンクリートが固まる時に発熱するので、その温度が逃げないようにすれば、ここまでしなくてもいいかもしれませんが、気温が下がって北風が吹いて、コンクリートがしっかり固まらなかったら・・・

やり替えが効かない事は、万全の対策をする

これが“もの造り・現場”の基本!

まずこれでバッチリなので安心して今晩眠れます

『自分の家だったら・・・』

『大切な自分の家族が暮らすんだったら・・・』

現場の判断は、そんなふうに考えれば、答えは簡単!

まじめな家造りには、コストとか、作業効率とかそんなものより大切なことがあるのです

 

いつまでも家族で楽しく”豆まき”続けてもらうためにも、暖かくて、安全な高気密高断熱の家は大切です