中国地方の皆さん、去年より3割以上電気代値上げですよ!
2022.09.19
台風14号
皆さん大丈夫ですか?
広島・廿日市は暴風域には入ってますが、今のところ雨のみといった感じ
ただ広島・廿日市地区は雨にも弱い
各地で土砂災害警報が出ています
皆さんの無事を祈るばかりです
台風近づいてくると風も吹いてくるかと思います
怖いですが、自然の力の前では我々は”無力”です
あらがわずにじっとしていることが得策ですね
そんな中、私も昨日、家の周りの片づけを手伝って、ガソリン式の発電機を用意しておきました
数年に一度、台風とか落雷とかで停電が起きることが有りますが、そんなとき改めて私たちの生活が”電気”に依存しているかがわかりますよね
電気が止まるとほぼ何もできない
そんな電気ですが、使いたくても使いにくくなっているのを知ってますか?
ちらほらニュースにもなっていた
【10月から電気代が上がる】
という問題
テレビで『一般家庭で〇〇円くらい上がる』という感じで案内されることが有りますが、実際自分の家ではどうなんだろうと思い少し調べてみました
私の自邸・【山陽園の家】は新築してから7年間、電気代を付けていたので、その平均値で計算してみました
その前に電気代の中身って大きく3つの項目に分かれているのって知ってます??
まずは俗にいう[電気料金]:これは1kwあたり27円とか言っているよく耳にする電気料金
下の表のように、使えば使うほど”単価”が上がるシステム
その[電気料金]に加えて、よく知らない?よくわからない?料金があと二つ
[燃料費調整額]と
[再生エネルギー発電促進賦課金]
[再エネ賦課金]のほうは全国一律
これも使った電気に一律プラスされる電気代
表のように始まった当初2012年とかは1kwあたり0.22円とかなので、ひと月に400kw使う家庭で88円
『払ってるのか?払ってないのか?わからない』くらいの微々たる金額
これが年々増えてきて、今年は3.45円。
ひと月に400kw使う家庭だと1380円
気付かないように毎年こそこそ値上げしてきてる感じ
そして今回爆発的に値上げしてきたのが、
[燃料費調整額]
上の表を見てもわかるように、今年に入ってから、爆発的に値上げされています
来月なんて、1kwあたり11.56円!
去年の今頃は1kwあたり0.07円だったので
ひと月に400kw使う家庭だと4,596円値上げされるという事
これを自邸の電気代で見てみると
月平均で375kw使っているので
[電気料金]:9,986円
[燃料費調整額]:4,182円
[再生エネルギー発電促進賦課金]:1,242円
あわせて15,390円になります
これは去年より4,000円(1.37倍)くらいアップ
冬は月平均502.9kwともっと電気使うので
[電気料金]:13,765円
[燃料費調整額]:5,640円
[再生エネルギー発電促進賦課金]:1,683円
あわせて21,088円になってしまいます
これは去年より6,000円(1.36倍)くらいアップ
去年より実質3割以上電気代値上げです
ちなみに自邸の断熱気密性能は、
Ua値:0.25w/㎡k
C値:01以下㎠/㎡
7年前に建てた家ではありますが、現在の基準に照らし合わせても”G3、断熱等級7”と、今現在でも”高気密高断熱住宅”と言っても恥ずかしくないくらいの断熱性能です
この性能で、夏冬全館空調をかけての電気使用量ですが、皆さんが今お住まいのお家、今から家を建てようとしているお家の断熱性能はどれくらいでしょうか?
それによっては、【電気代をより多く払って快適に暮らす】か
【暑い寒いを我慢して電気代を去年の額で押さえて暮らす】かの選択を迫られます
どちらが快適で、健康的かは明白ですが、普通の家で10,000円近く電気代が上がるとなると、そんな綺麗ごとは言ってられなくないですか?
月々10,000円も多く家計から支払うのであれば、例えば中国電力に払うのではなく、住宅ローンに置き換えて考えてみると、30年ローンで約300万円多く借入できます
300万円プラスで窓や断熱に予算を使ってよりちゃんとした高気密高断熱のお家にしておけば、
【電気代を払わずに快適に暮らす】
そんなことが可能です
中国電力の値上げ発表にビクビクすることなく、健康で快適に暮らす生活
今から家造りをする方々は、『俯瞰してみて、何が一番賢い家造りなのか?』いま一度よく考える必要があるのかと思います
今お昼前。
ここ廿日市でも少しずつ風が出てきました
とりあえず今日は、台風14号が何も起こさず、静かに立ち去ってくれることを祈って、おとなしくしておきましょう