寒ければ寒いなりに
2019.01.30
ちょっとトラブルがあり、コンクリート打設前日の夕方に、やっとのことで、断熱材の上に付ける板金笠木(シロアリ対策用)が現場に届いたので、『何とか暗くなるまでに・・・』とひとりさみしく頑張ってみました
作業が終わったのが18時前だったので、真っ暗にはなってなかったくらい
現場は色々あります(^_^;)
そんなこんなで、今日は朝からコンクリート打設
日高建築工房のこだわりでもある【ベースと立上りのコンクリート一体打ち】
強度・防水性・防蟻性等々、一体で打つメリットは沢山あります
それではなぜ、ハウスメーカーさんをはじめ、ほとんどの住宅がベースと立上りを分けて打設するのか?
答えは簡単【仕事が難しい】からです
『施工の簡単な鋼製型枠が使えない』とか
『施工精度が出しずらい』とか
『施工が難しいのでコストが上がる』とか
『そもそもやったことが無いので出来ない』などなど・・
決してお客様や家の為ではなく、全て造り手の都合
造り手の都合ではなく、お客様や家の為のことを考えると、やはり住宅の基礎は【コンクリート一体打ち】
日高建築工房は普通にコンクリート一体打ちをしております
それはさておき・・・
個の廿日市近辺、凍りつくほどではないですが、それでも冬本番
結構寒いです
コンクリートも、あまり寒いとコンクリート強度が出にくい傾向にあります
(ちなみに2015年より暑すぎても強度が出にくいので暑いときも補正するようになりました)
なので、コンクリートの打ち込みから材齢28日までの予想平均気温が
8℃~16℃であれば、3N/㎟
8℃より低い予想だと、6N/㎟設計基準強度にプラスするようにしております
ということで、今回の設計基準強度は21N/㎟なので、
構造体強度補正 プラス6N/㎟
それに安全を取り プラス3N/㎟
調合管理強度 21N/㎟+6N/㎟+3N/㎟=30N/㎟
30N/㎟で今回は打込みました
寒ければ寒いなりに、暑ければ暑いなりに条件は悪くても、しっかり対策をとれば、しっかりとした家造りが出来ます
[ニワトリとタマゴ]ではないですが、コストもとても大切。
ですが、我々造り手は、[ちゃんとしたものを造る]ことが、まずは第一歩だと考えてます
何はともあれ、予定通り、無事コンクリート打ち終えましたので、これで上棟の日にちも決定できます
また、忙しくなりそうです(^^♪