日高建築工房

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長期優良住宅のメリット・デメリット

2019.09.27

昨日、お手伝い頂いて、やっとのことで、先日地盤調査をした【山本9の家新築工事】の確認申請を提出できたのですが、引き続き、本日なんとか、長期優良住宅の申請書類をまとめて申請提出してきます

構造計算と温熱計算(断熱性のシミレーション)、後その計算根拠となる資料などなど

並べると大量の書類です(^_^;)

【長期優良住宅のメリット・デメリット】

長期優良住宅にすることによるメリットは、当然その名の通り、長期にわたり良好な住環境で住み続けられるという事

そして、もっと現実的なところでいうと、

・住宅ローン減税

10年間、毎年ローン残高の1%を所得控除することができる

例)3000万円(ローン残高)☓年1%⇒30万円☓10年⇒300万円控除

・不動産取得税

不動産の課税標準から既定の控除額を引いた後に3%の税金がかけられるのですが、普通の住宅は1200万円なのに対し長期優良住宅は1300万円控除がうけられる

例)控除額差額100万円☓3%⇒3万円

・登録免許税

新築した場合、所有権保存登記を法務局に行うのですが、普通の住宅は不動産価格に対して0.15%の税金が掛かるのに対して、長期優良住宅の場合、0.1%に優遇されます

・固定資産税

普通の住宅の場合3年間固定資産税が1/2(半分)減額される措置が有るのですが、長期優良住宅の場合その優遇措置が5年間に延長されます

と住宅を建てる時にかかる税制上の優遇処置を多岐にわたって受けられることになります

そのほかにも

・証明書・計算書を手元においておける

ちゃんと構造計算・温熱計算(断熱性のシミレーション)して公的な認定書をもらうということは、もし万が一その家を手放さなければいけない状況になっても、資産価値をしっかり査定してもらえるということはひとつ大きな安心材料になるのではないでしょうか?

信じられないかもしれませんが、現在の法律では、住宅は簡易計算だけで建てられます

皆さんが思っている以上に簡易的な基準をクリアするだけでいいのです

(基礎や、床、屋根、梁や柱の強さなどは計算しなくても家が建てられてしまします)

『自分の家はそんなんじゃない!』という安心が得られるだけでも価値は高いと思います

 

ただ、長期優良住宅の認定を受けるには、いろいろと条件をクリアする必要が有ります

劣化対策・耐震性・維持管理/更新の容易性・可変性・バリアフリー性・省エネ性など

いっぱい条件が有るように思えますが、実際、通常から構造計算・温熱計算(断熱性のシミレーション)を行っている”まじめ?” ”普通?”の工務店にとっては、実はそんなにハードルは高くありません

ハードルと言えば、申請・審査に時間(普通の確認申請だけだと2週間ぐらい、長期優良住宅だと1~2か月くらい)が掛かり、着工がすぐには出来ないので、引き渡し工期が迫っている場合にはそれなりのハードルになる時が有ります

確かに、『子供に転向させたくない』とか、『正月休みに引越ししたい』とか引渡の時期を決定する理由はたくさんあり、良い・悪いは無いのですが、何十年と暮らす大切な家族の家なので、少しだけ工期に余裕を持たせて、このような公的な認定を取っておくのも良いかと思います

確かに工務店としては、計算・申請に手間が少しかかるのですが、この手間は、ホントは家を建てる時にはいつも行わなくてはいけない作業のはず

公的認定(長期優良住宅や設計性能表示や、BELS等々)を取ってほしいと工務店にお願いして、嫌な顔したり『そんなの取っても意味ないですよ』って返してくるような工務店には気を付けましょうね

ステキな家はしっかり根拠のある、安心で安全で快適な家で有るべきです